あかんたれブルース

継続はチカラかな

桃尻娘の太股

いまは昔・・・半世紀ちょっと前さ

缶詰というものが割と今より高級品で

病院の御見舞い定番だった果物籠が

ときに果物の缶詰籠になってたりする時代。

と表現したら缶詰が今より高級高価だったと

想像できるだろうか。

明治のやつが定番だったかなあ緑の

今でも中国産なんかよりも明治のフルーツ缶は高いよね。

ミカンにパイナップルに桃。

白桃から黄桃と二種類ある桃缶は

フルーツ缶の王様だったかもしれません。

 

三度生まれ変わってきても遊んで暮らせる

といわれてる漫画家の本宮ひろ志

莫大な印税からの大富豪ですが

そんな彼の大好物がこの桃の缶詰だそうな。

幼い頃、彼の家の食卓で桃の缶詰がご開帳。

本宮少年と家族一同がそれを囲み顔を輝かせる。

うんうんわかるわかる

ま、ともかくみんなで分け与えて食べたんだな。

フルーツ缶詰はシロップ漬けですが

本宮家にはフルーツ缶の残りのシロップは

家長である父親が飲む戒律が定められていたと。

それを高々とクチに注ぎゴクゴクと飲み干す父親。

その姿を兄弟姉妹?ともども羨望の眼差しで

見つめていた。

本宮少年は成長しても

成功して億万長者になっても

その時の志かトラウマかしらんけど

俺は大人になったら一人で桃缶食えるような

あのシロップまでをも飲み干すほどの漢になってやる。

と、誓い

を、やってなはるという話です。笑

 

貧乏臭いと思うか健気と思うかは

人それぞれですが

わたしには微笑ましく

また、桃の価値を

違った!汗

モノの価値を考える良い逸話になっている。

 

そうそう

その頃の缶切りはコンパスみたいな形状

だったよね。記事書いてたら思い出した。

 

さて、桃尻娘と太股なんてノリでタイトルに

してしまいましたが、白桃と黄桃

あなたはどっちがお好き?

 

わたしは、黄桃です。恥