あかんたれブルース

継続はチカラかな

おたくにカウンター

YouTube動画に『好事家ジュネの館』なる

エログロエキセントリックサブカルchが

あります。私はその手のオタクじゃない。

ただ、リアルタイムに70年代80年代〜と

生きていたわけで

寺山修司、アングラ、ATG映画、ビニ本

青林堂丸尾末広、電波系などの文化を

普通にくぐり抜けてきた世代です。

このジュネさんはまだ若く、そういった

ひと昔前のカウンターカルチャー

掘り起こす好事家オタクYouTuberなのだ。


私達世代はオタク第一世代なのだそうです。

思えば小学一年生でウルトラQに遭遇した

黄金の世代です。

1958年生まれ岡田斗司夫

1959年生まれ自分

1960年生まれ庵野秀明


つまり、第一世代ドンピシャなのだ。

ところが、実際には自分自身では

オタクの認識はなかった。

確かにゴジラウルトラシリーズ

リアルタイムで手に汗握っていた世代です。

かといって岡田斗司夫庵野秀明ほどの

知識も情熱もありません。

オタクを馬鹿にしてるわけじゃない。

むしろ尊敬こそするし、なんか後ろめたさ

さえ、感じてしまう今日この頃です。

趣味やテリトリーが違うという言い逃れも

居島一平ちゃんの存在を前にしては

首を垂れるままだし

最近は山田玲司が眩しくて仕方ない。


正直にいえば

私たち世代ではオタクに対して

小馬鹿にする風潮があった。

その上で自分はどっちつかずのボーダーを

気ままに歩んできたんですね。


その事を好事家ジュネさんの

悪食文化クロニクルで気付かされ

はっとさせられた。

俺って好事家なのか?オタクなのか?

いやいや全然違う単なる半端者なんだと。


と、同時に良い時代を経験してきたんだなあ

と思いました。

ぽかーんとしてたくさんのものを見過ごして

きたにも関わらず。

それが、なんか、すこし、後ろめたい

のかなあ