お金の使い方って難しい?
「お金と人生と幸福と」というブログタイトルなので、
少し、お金の話をします。
今、宝くじのCMで伊東美咲が1億円当たって、
何に使うという夢心地のシチュエーションあり。
「それでもまだ半分残ってる・・・」
気持ちはわかりますねえ。
誰しもそんな空想妄想に浸ったことはあるとは思うのです。
私だって(汗)。
でもね、不思議なもので、いざそういった場面に遭遇すると
思っていたのとは違う気持ちなったりして、
思いもかけない行動に奔ったりすることがあります。
まあ、そういう話は別として、
太平洋戦争の頃、各メーカーが挙って競って戦闘機を開発していました。
それぞれに、優秀なスター技師がいた。
三菱の堀越二郎。零戦を生みだした方です。
中島飛行機には小山悌(やすし)技師がいらっしゃいました。
そして、川崎航空機に土井武夫という技師がいました。
名機・三式戦闘機「飛燕」の設計主任ですが、
日本で一番多種類の軍用機を設計した人物です。
その数、18機種!
堀越さんが5機種、小山さんが7機種ですからね。凄いよ。
土井さんは病気をしないという特技があったそうです。
タフだったんですね。
戦争の進行と技術開発が競争していた時代です。
そりゃあ、戦争のように忙しい。いや戦争だったのです。
さて、この土井さん、「飛燕」の優秀性を表されて
陸軍技術有功賞を授与されるのですが、その副賞が1万5千円也。
現在なら3〜4000万円だそうです。
また社長が太っ腹な方で「好きにしていい」と言った。
土井さんは工場係長以上の100人に100円ずつ分けて、
残りは試作部500名を招いて三日間の大宴会を開いたそうです。使い切った!
その三日間、土井さんは連日出席してスタッフを労ったそうです。
素敵な人だと思いませんか?
そして、素敵なお金の使い方。
お金は貯めるよりも使い方が難しいと言われている。
太っ腹でいこう!