あかんたれブルース

継続はチカラかな

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

誰が得する?

メディアと民主主義(6) 新聞(報道)が事業・ビジネスという十字架を背負っていると記しました。 その意味で、戦争は絶好のビジネスチャンスなのです。 部数拡大の。それを痛感のが日清戦争だった。 だいたい、1.3倍ほど固定読者を増やしたそうです。 ここ…

坂の上にも下にもスパイがいっぱい(汗)

『坂の上の雲』スパイ大作戦(8) 『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝工作員篇 先週、見本が届きました。 前作は秋山好古、今回は児玉源太郎です。 内容については目次をアップしてみます。 書店でお見かけの時はm(。v_v。)mペコリン ネットでも前作合わせれば送料…

メディアの背後に算盤塾

メディアと民主主義(5) 明治12年創刊 創業者木村平八は二年間で三万数千円の資金をつぎ込む。 明治14年 木村は村山龍平に一万円で経営権を譲渡。 この後、資本金を三万円に増資 内訳は 村山龍平 一万三千四〇〇円 上野理一 六千六〇〇円 小野十作 一万円(…

大阪の醤油屋がはじめた朝日新聞

メディアと民主主義(4) 朝日新聞が誕生したのは明治十二年(一八七九年)です。 毎日新聞(東京日日新聞)の明治五年(一八七二年)、読売新聞の明治七年(一八七四年) に比べると少し遅いスタートでした。 もともとは大阪の醤油屋が始めた小新聞。 業界…

昭和スチャラカ爺放談

メディアと民主主義(3) 右翼左翼はというバカカバちんどん屋お前の母さんデーベーソ なるものがありますが とは別に、タカ派ハト派というカテゴライズもあります。 よく言われる話として 一見ハト派は温厚で争いを好まず平和的なようなのだが 結局がまんの…

十字架と諸刃のペン

メディアと民主主義(2) よく、マスコミ・メディアへの不信感が話題になっています。 ネットよって「情報」というものが溢れて 私たちはその取捨選択に戸惑います。 それでもテレビや新聞の影響は大きいのですが、 時折、クビを傾げることはありますよね。 …

議論の行方

メディアと民主主義(1) 先日、革新系のシンクタンクの方々と いまのマスコミ・メディアの問題について 話す機会がありました。 そのなかで、 「ネットは世論に結びつかない」という発言があった。 えっ? ネットの可能性に、それでも期待そていたので 正直…

名探偵・明智小五郎の誕生秘話

『坂の上の雲』スパイ大作戦(7) イラストシリーズ第三弾で、一応最終回にしますね。 これが、岩井三郎です。 といっても、御存知ない(汗)。 彼こそが名探偵・明智小五郎のモデルです。 生みの親の江戸川乱歩も彼に憧れて岩井の探偵会社に就職しようとし…

羨望の熱き想い

『坂の上の雲』スパイ大作戦(6) イラストシリーズ第二弾は根津一です。 なかなか渋いです。それもそのはず、 先日引退声明を発表した俳優の根津甚八は曾姪孫にあたるとか。 どこなく似ている。 根津一ってどういう人? 肩書きをつけるとしたら「教育者」な…

執念の馬のマルシー

前作の『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝 含めて このシリーズの売りは写真です。 登場人物のポートレート。 ところが、今回の「工作員」篇ではそれを探すのが苦しかった。 スパイだから写真を残している人が少ない(涙)。 近現代史の写真は文殊社がだいた…

機密費の行方

『坂の上の雲』スパイ大作戦(4) 近現代史の定説では、 日露戦争以降の日本陸軍は情報を軽んじたと言われます。 わたしもそう書いてきたのが、たとえば機密費。 日清戦争での陸軍機密費は36万9千円 日露戦争では320万円 それ以降の 寺内内閣で340万円 原内…

みんなスパイだ!

『坂の上の雲』スパイ大作戦(3) マックイーン主演の映画『大脱走』御存知ですよね。 第二次世界大戦中にドイツの捕虜収容所からの大規模な 脱走計画をテーマにした娯楽スペクタル巨編。 映画好きだったわたしの洋画作品ナンバーワン。 邦画だったら『仁義…

将来の夢は忍者になる。

『坂の上の雲』スパイ大作戦(2) スパイの語源は[Spect]スペクト 「見る」からきている。 中国では「間諜」といい、間を覗くとされている。 孫子の兵法にも「己を知り、相手を知れば、百戦して危うからず」 とあるように情報は重視されてきました。 また…

娼婦の次に古い職業?

『坂の上の雲』スパイ大作戦(1) 人類の職業で一番古いのは売春だといわれてますよね。 では、二番目に古い職業は? 実は、スパイなんだそうです。 これはモーゼが約束の地カナンに導く12部族から一名ずつ選抜して スパイを放ったことから。 結果として、内…

『坂の上の雲』スパイ大作戦

『坂の上の雲』まるわかり人物烈伝 工作員篇 (徳間文庫) http://www.bk1.jp/product/03319255 ようやく出来ました。10月1日発売予定です。 「『坂の上の雲』では描かれなかったスパイたちの暗躍。 日露戦争の裏側で行われていた驚くべき情報戦の全貌を明ら…

息子のガールフレンド

一年生になったあら、友だち100人できるかな? なあんて、Kちゃんが一年生なってアッという間に六年過ぎて いまじゃ中学一年生。はやいなあ・・・歳をとっちゃうよね(涙) Kちゃんは小学校でアッという間に友だち100人できました。 一人っ子だからでしょ…

愛のインフレ

日本人の愛と死と性と生(カド番) 「ねえ、愛している?」 今、それを問われると、たじろいでしまう。 「ああ・・」 気のない返事が漏れるだけ。 莉子は噛む。そうやって確認するんだ。 少しずつ力を入れて俺を噛む。どこまで俺が我慢するか確認する。 そう…

同情するなら愛をくれ

日本人の愛と死と性と生(番狂わせ) 「あなた今までどんなセックスをしてきたの!」 ええっ、そ、そそそそそそそそそん、なあ〜 3番目の「そ」で莉子は部屋を出ていった。 俺は追いかけなかった。身動きとれなかった。固まっていたのさ それを言われてもな…

愛で殺して

日本人の愛と死と性と生(番外) 「ねえ、愛している?」 そう問われると、たじろいでしまう。 「愛していないの?」 「いや、そういうわけじゃない」 「じゃあ、愛しているって言ってよ」 わたしはその言葉を使えなかった・・・ 愛というものに懐疑的だった…

緊張からリラックスの時代へ

日本人の愛と死と性と生(7) 前の記事の続き 人間の歴史が繰り返しているように感じるのは錯覚で 螺旋を描いて進化している。 そこに時間が存在します。 すべてはプロセスであり、その過程のなかに現在と私たちは生きている。 19世紀から20世紀にかけて 私…

村人の言い分

日本人の愛と死と性と生(6) このブログでも過去に散々語り尽くしてきた愛のテーマ。 そこでいったんは結論も出したのですが、最近 ある疑問が湧いてきました。天然かけ流し 愛は民度と関係するのではないか? これは暴論なのだ。 今回の蒸し返し戦争、虐殺…

セット「愛」のクーポン

日本人の愛と死と性と生(5) 昔、桂子という女が 「馬太郎さん、愛がなくてもセックスはできるんですよ」 と言った。 不肖、馬太郎。そのときうまくこたえられなかった。 彼女は永遠の愛を求めている。 そのくせ、自虐的であり、懐疑的だった。 いまなら言…

祖母のセックス観

日本人の愛と死と性と生(4) あれはたしかわたしが中学2年だったと思います。 土曜日の半ドンから下校して昼飯食べて終わって寝ころんで NHKの大河ドラマの再放送を観ていました。 リビングには母と妹と近所に住む祖母が遊びに来ていて みんなで『新平家物…

ニッポンのセックス

日本人の愛と死と性と生(3) アジアの開放か、それとも侵略か どちらにしても日本は大きな失敗を犯しました。 戦争と虐殺行為。そこにはレイプ・暴行、略奪がセットです。 これは20世紀初頭まで国際法(?)として認められていた正当な「権利」。 日本は植…

愛とセックスの戒律

日本人の愛と死と性と生(2) 日本人の性愛についての倫理観、価値観について それは明治に入って大きく変わりました。 理由は文明開化である。 一夫一婦制が制定され、戸籍制度が施行されました。 それによって日本の人口が倍になったそうです(汗)。 日本…

死の誘惑

日本人の愛と死と性と生(1) 日本人は戦後大きく変容しました。 自由を得たようで、ある意味でそれを履き違え、 またその自由に翻弄させられ疲弊と閉塞を余儀なくされている。 GHQに巻かれたネジが壊れてひとり歩きをしている。暴走? 彼らも苦笑している。…

恐ろしい日本人

敗戦の後、日本はいくつかに分断されそうだったという話は 聞いたことがありますよね。 そのなかで、西日本が米国、東日本がソ連というのがありました。 そうなれば韓国は分断されなかったのに、と臍を噛む人もいるのだろう。 ソ連になったらなったで、中国…

痛みを伴う改革

10月から煙草値上がりだそうです(涙) わたしの愛煙家人生もあと二十日あまり・・・ 現在わたしが愛用しているのはナチュラル アメリカン スピリット 「自然な薄い焼酎」というインディアンのタバコ。 長ったらしくて言えない、憶えきれないいので 「インデ…

ごく個人的な嫌悪

会社を立ち上げたのが昭和63年の秋。 その年が明けた一月七日。 わたしは井の頭線東松原の自宅兼事務所の窓から 前の晩に積もった雪を眺めていた。 午後一の約束で学研の編集者が打ち合わせにくることになっていた。 十数分遅刻して彼は訪れ、開口一番にこう…

平和の邪魔者

朝鮮という(名称)表現を嫌がる。 そこに、北が付けばOKらしい。 下に半島が付いてもセーフ。 韓国の主張なのだろうか。そうのくせ「朝鮮日報」は胸を張っている。 支那という(名称)表現を嫌がる。 けれども、これは中国人から言い出した(名称)表現だ。…