あかんたれブルース

継続はチカラかな

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

蝕まれていく残酷な愛情表現

愛する技術という発想(31) ルイちゃんに急きたてられて ケツ叩かれて、だけでなくかなりマジになって あたかも使命感のように記事をアップしています。 ときどき滞りますが病み上がりの身では これでも必死なのだ。 愛されることよりも愛することを この崩…

回避と糾弾の責任のけもの道

愛する技術という発想(30) 人一倍依存心の強い日本人が 自らその共同体を省みなくなったことから 混迷は拡大しています。 そこから様々な弊害や疾患が生まれている。 そのキーワードに「責任」というものがある。 無責任時代なんて言葉が昔流行ましたが 植…

ニッポン人再考と反省と復興

愛する技術という発想(29) 自虐でも賛美でもなく 欧米的近代化から異質な歩みを遂げた日本人 ですが、当然いいことばかりではありません。 特に戦後、特に70年代以降は 急激な欧米化から本来の特性が失われ混迷状態。 それが現状だと考えてください。 わか…

愛されることに疲れてしまわないか

愛する技術という発想(28) フロム以前の話として 人間が(ここでは日本人限定なのかなあ) ストレスを感じるのは人工的なものに 限定されていて、自然に対してはストレスを 感じない。と記しました。 暑くても寒くても怖くても臭くても、ですよ。 もしあな…

愛を語れば顔に電気が灯るわけ

愛する技術という発想(27) 十九世紀から二十世紀かけて 人類史上に多大な影響を与えた近代化 これは工業の発展を重視し精神的な発展を 置き去りにした片手落ちだなものだった。 愛の近代化もその流れに沿っている。 それが愛されるための偏重だったことに…

幸せに一番遠い場所が意外にも

愛する技術という発想(26) 愛について、日本(日本人)は後進国(民) だといったら違和感をもつだろうか? 実際に「Love」が渡来したのは 明治前だったことは御存知だと思う。 それまでそれをあまり意識したことがなかった。 意識しなくてもそのようなも…

よるべなき者たちの宴

愛する技術という発想(25) いまさらながら言うまでもなく 日本の共同体が崩壊したといわれて久しい。 国家として、組織として、町内会から そして家族という単位まで形骸化していると。 村社会の民族といわれる日本人にとって これは大変なことなのですが …

フロムとの正しい向き合い方

愛する技術という発想(24) ルイちゃんがフロム熱に浮かされている。 この無謀な行動はまるでモグラか墓泥棒のようで ちいさな脳味噌と知識でガブリヨツ 少々オーバーヒート気味のようです(笑) 読めば読むほどコンガラガッテくるそうな そこでフロムを読…

求めてやまない愛のかたち

愛する技術という発想(23) 西海岸のやまさんから >最近の若者の愛されたいは、 >子供が親に望む愛の形を求めているように見える とのコメントが入りました。 だいたい「最近の若者は」とつくと もう若くなくなった証ともいわれます。 また、元亀天正の頃の…

ちょっと先生にタテついて

愛する技術という発想(22) 愛されることに奔走することを 諸悪の根源のようにいい 愛することに改心しろ と、わたしがいうんじゃなくて フロム先生はいうわけですが この愛される、というの願望はどんなものか? いろいろ考えてみるのですが ひとことでい…

臆病者の愛の目論見書

愛する技術という発想(21) 愛されることと愛することの違いってなんだろう? このシリーズの前半で 愛には、愛するということには 資格というか条件というか仁義のようなものが 必要と記しました。 なんか言語道断の暴論のような感じでしょうか。 そういう…

奈良の大仏・・・へぇ?

愛する技術という発想(20) 先月ちょいと奈良まで行ってきたのですが ちょうどいまテレビCMで奈良の薬師寺とかが あれはJRのCMなのかなあ 興福寺とともに法相宗の大本山 南都七大寺のひとつに数えられる。 てことなので日本仏教の老舗中の老舗だよね…

こんな感じでどう?

銀子の精神疾患の正体はなんなのでしょうか。医師は非定形統合失調症として、現在は双極性障害に傾いている。私としてはボーダー(境界性パーソナリティ障害)も疑わしい。彼女を双極性障害とするかボーダー(境界性パーソナリティ障害)とするか、それとも…

よろ式 哀愁の福音

愛する技術という発想(19) 恋愛の寿命を握る秘密についてです。 人間の恋愛寿命は三年だといわれている。 後はおおかた倦怠と義務と嫌悪と確執・・・破綻 なんとも虚しい話だなあ。 しかし、この秘密の探求ってなんでしょうねえ。 ラブラブの頃は相手のこ…

残酷な恋の掟

愛する技術という発想(18) 恋に堕ちて と相場は決まっているのに フロムは堕ちてはいかんという。 堕ちれば醒める これが絶対の法則なのだと。 それを裏付けるように精神医学でも ホルモン分泌から恋(愛)の寿命を3年 個人差があって2年~4年とするから・…

恋は堕ちたら仕舞いのはじまり?

愛する技術という発想(17) 下世話な話で恐縮ですが さしあたって現代の愛の大敵は「飽き」だ。 そういうとミもフタもないのですが 百年の恋も永遠の愛も一瞬で醒める 精神医学ではそれをホルモンの関係と指摘し 恋の寿命を2年から3年説の裏付けにしていま…

フロイトから派生した3つのヒント

愛する技術という発想(16) ちょっと小難しい話をはさみます。 すっとばしてもいいですが どうしてもおさえで入れておきたい うまく伏線になってくれればいいのですが(汗) 現代の精神医学の基礎をつくった フロイトがいかに偉大かは誰しも認めることです…

なめてかかると火傷するぜあっちっっち

愛する技術という発想(15) 人間が抱える孤立と自立の宿命から 人は、自分以外の誰かと同化したいと 思うようになる。 これはきっと遠い記憶のなかにある 母親の体内にあった安息の憧れなのか それは不思議な矛盾です。 自立したはずなのに自分を認めたはず…

淋しい草原に埋めないでおくれ

愛する技術という発想(14) 人間が抱える孤立と自立の宿命に対して その解決策もしくは据え置き誤魔化しに 恋愛・セックスをあげましたが もうひとつ祭りを忘れていました(汗) 二月の中頃でしたか うちのクラスでOBを招待しての宴会があった クラス委員…

ソドムとゴモラの民主主義

愛する技術という発想(13) 結局、人間が抱える孤立感を サディズムやマゾヒストの依存では 解決できるものではない。 それでも、どこかに逃げ場を求めてしまうのが 悲しいかな人間の差がである。 ヘーゲルは人間が自立できた時代を 遥か昔のローマ時代のこ…

さびしさの呪いの暴走

愛する技術という発想(12) サディズムとマゾヒストは人間のなかに 誰にもでもあるものです。 個人差はありますけどね。 たとえばカルロス・ゴーンのような 有能なビジネスマンは多少M気が強いタイプ だそうです。 こういう資質としてのものとは別に Aさ…

SとMと依存のサイズ

愛する技術という発想(11) 自立と孤立・・・自由 自立には私たち人間が宿命的に抱える束縛があり その解放には自由の渇望があるけれど 同時にそこには孤立という不安があります。 このジレンマのなかで さまざまな妥協案や誤魔化しがある。 そのひとつにサ…

幸せの無血革命

愛する技術という発想(10) 愛されることよりも 愛することに姿勢を変えてみると 価値観さえ変わってしまう というのは 私たちが考える豊かさという捉え方が 180度変えられる。信じられる? これまで、現在の我々の 豊かさはちょっとおかしいんじゃないか?…

シンデレラの母性愛

愛する技術という発想(9) 母性に話を戻して 人間の悩みの種つまり不安は孤立孤独にある。 (これは発展した独立や自立ではない点がポイント) 本来人間は森に住んでいました。 その原点は自然と一体化していた。 ところが、人間はその森を自然を後にして …

やさしさバリューラブラブセット480円

愛する技術という発想(8) >やさしさを教えるのは、難しい・・・ >やさしくされないと、やさしくできない >と言いますが・・・違うと思う! >何をするでも 損得を先に考えてしまうし、 >世間一般がそうなってしまっているから >後先考えずに心の赴く…

桜散る

愛する技術という発想(7) 一月から「真実の鏡」という講座を受講してまして 心理学から倫理学、宗教・哲学、史学から 審美学、造形美術、エステ、ダイエット カウンセリング四十八手 栄養学やら薬膳漢方、薬事法などなど 猛勉強しまして 先週、国家資格の…

原点回帰フロム-I

愛する技術という発想(6) 崖っぷちっていう表現がありますが いまの世の中、まさにそれで 私たちは抜き差しならないところまで 追い込まれている。そう思わない? 個人的にも社会全般にしても 政治も経済も外交もなにかもすべてが・・・ 問題は山ほどある…

習得し身につけ技術

愛する技術という発想(5) 米国の美術教育を視察してきた知人が 興味深いことを話してくれた。 米国のある教育機関では カリキュラムのなかに「模写」の授業があったと 彼は驚いていた。 日本の教育改革を進展させるうえで 現在入試に直接関係ない音楽や美…

プロセスのなかの感情

愛する技術という発想(4) >私は子供に向ける愛が無償の愛だとは思わないのです。 >愛したら愛して欲しい。 >その辺がよくわからない。 >もちろん子供はかわいいし大切だけれど >私的には子供はまだ、私の一部なんだと思ってるから。 愛の一側面である…

自立できているのかどうか

愛する技術という発想(3) やまさんからは無償の愛を提示された。 そうだよねえ誰にでも、とはいかないよね。 またそれを強要されたり自慢されたりした日には 鼻を鳴らしてしまいたくなる馬ちゃんです。 甥っ子さんの話から思うのですが 人間の性質について…