あかんたれブルース

継続はチカラかな

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

あれもこれも病気

以前「アエラ」で虐待された子供と養父母の特集記事がありました。 愛情を拒絶された傷ついた子供たちを必死に受け止めようとする 切ない話。 甘えられない。確認しようとする子供たちがそこにいます。 愛を試そうとする。 傷ついた心は容易にうち解けてはく…

情けなくて可愛い吉良常くん

織江の後ろ姿(3) 『青春の門』に尾崎士郎『人生劇場』を感じたところ、 やっぱり五木寛之はお手本にしたそうです。 こちらは場所を愛知県吉良町。あの忠臣蔵の敵役、吉良上野介の所領。 「青春篇」、「愛慾篇」、「残侠篇」、「風雲篇」、「離愁篇」、「夢…

私のなかのもう一人の織江

織江の後ろ姿(2) 彼女が初めて私の事務所を訪れたときに、不自然な足の運びが目に入った。 打ち合わせ室に通された彼女はすでに席に着いていました。 三十路過ぎて、岡山から転職で上京してきたそうです。 少し、顎がしゃくれた感じでクセのある顔。 とて…

織江の後ろ姿

五木寛之は、織江を アウトレットな女に仕立てるために、 「少し足をひきずるような」 「女」にしました。 織江はそういう女として生まれて成長します。 主人公はうすらポカ〜ンなので、その変容を知らずに再会する。 決して、恵まれた環境ではなく 哀しみや…

立ち止まるとき

団塊の世代とシラケ世代の間に挟まれた僕等は やさしい世代とだといわれた。 その「やさしさ」という言葉に反発してきた。 それは決して良い意味ではなかったのです。 ひ弱で、甘っちょろいと事あるごとに言い募られてきた。 「学生運動を知らないだろう」と…

極道文学『花と龍』は実話ノンフィクション

私は密かに「極道文学」と命名しているのですが、 『青春の門』のなかに、 『花と龍』と『人生劇場』そしてときどき『無法松の一生』を感じた。 これらはみんな「極道文学」に入ります。私的には〜あ。 『花と龍』は何度も映画化されています。 作者は火野葦…

いまさら『青春の門』

いまさら何ですが(汗)。『青春の門』を読みました。「筑豊篇」。 読んでなかったのか。 はい。 二十歳の頃に三人の先輩からそれぞれ本をすすめられた。 カメラの並本さんからは司馬遼太郎の『項羽と劉邦』 制作の中村さんからは池波正太郎の『鬼平犯科帳・…

それホントの本音?

言葉について(8) 真実を語らせたければ仮面を与えよ。 こんなニュアンスだったと思います。オスカー・ワイルドの言葉。 その意味で、ブログには本音が溢れていたりします。 いつも月夜の晩のようにホロリとさせられる。 「手紙」は嘘をつかない。 確かに文…

生卵を持って成田で啼くのか?

言葉について(7) 北京オリンピックも終わって、日本代表選手が成田に帰国。 ご苦労さまでした。 今朝、PCを開いたらホームのニュースの項目に 「卵の洗礼」とかありました。 なんでも、不甲斐ない選手に卵をぶつけてやろうという呼び掛けが ネットにあっ…

自由の大地

言葉について(6) 私たちは「自由」という言葉に弱い。 それを渇望して恋いこがれます。 「自由」は造語だと言われる。創作者は福沢諭吉だったでしょうか? 「愛」と同じ。 「LOVE」を訳せなかったように、 「FREE」を咀嚼できなかった私たち日本人。 「言…

子供って、

「もしもし、馬ちゃん? ボクなあ、このあいだ失敗してもうた」 誰にだって失敗はあるよ。 「あの時、頭のなかが真っ白になってしもた」 馬ちゃんも結婚式のスピーチで2回、 真っ白けになっちゃたことがあるよん(汗) 「今、新橋演舞場で『人生劇場・飛車角…

力のある言葉

言葉について(5) 以前、青山一丁目の駅ビルを歩いていたときに 一組の父子が目に入った。 たしか、お盆過ぎの平日でしたかね。今時分の頃だった 「フォルモサ」という中華料理屋の向かいにある和菓子屋でなにか注文していた。 子供はダウン症でした。小学1…

決してあきらめない天使からの福音

娘(未定)からの手紙パート2 義父ちゃん(予定)、お元気ですか。 この間、お兄ちゃんが撮影中に時限爆弾解除のパスワードを忘れてしもて、 大変やった。新車一台ワヤや。 監督さん、えらい怒りなはってなあ。そいでウチは松竹蒲田に戻ってきてるねん。 ま…

娘(未定)デビュー作でいきなり主役か!

娘(予定)の主演作品の試写会に行ってきました。 急遽『爆走!パニックCC爆弾娘』というアクション映画に変更したみたい(汗)。 撮影所は成城。東映に替わったのか! 監督は深作欽二(生きてたの?)。 共演は渡瀬恒彦の甥っ子の友だちの子供の友達の友…

娘(未定)からの手紙

例によって、娘です(予定)。 娘から手紙が届きました。 「 お義父さま、お元気ですか。 私は八月から松竹蒲田撮影所に来ています。 先月、道頓堀の食い倒れ太郎を見物にいった帰りにスカウトされました。 お義父さまは私の芸能活動に反対だったけれど、ご…

素敵な言葉 やさしい言葉

言葉について(4) 以前、「因果」についてお話しましたよね。 これは霊的なものも宿命でも業などでもない。その要因から結果生まれる。 それだけのこと。という内容でした。 言動すべての要因から、結果が現れている。 言葉も同じです。 こだまのようにかえ…

また、取り残されて(涙)

知らぬ間に男子卓球団体は終わっていた。 また取り残されてしまっている。 ホッケーなんてやってましたね。チャンネルを替えると野球。 日本対カナダ 日本が勝って、またチャンネルを替えると『遊星からの物体X』をやっていました(汗)。 懐かしい。 18歳の…

言葉とハサミは

言葉について(3)言葉は言霊、木霊(こだま) 昨日の早朝深夜。 近くにファミレスで資料の整理をしていました。 向かいの若いカップルの声が嫌でも耳に入ってきます。 パチンコ屋の店員のようで、店や仕事の不満や自分の自慢話を 彼女に訴えている。 着ぐる…

お盆は親子でタトゥー

お盆ですねえ。なんのこともない。 先日、墓参りの後に妻の実家にチェックイン。 暇だったので、kちゃんの足の裏に「昇り竜」の絵を描いてやった。 親にもらった大切な体に、落書きするバカな親。 こらこら動くなよ。龍の顔がヒス起こしたママの顔になっち…

超常現象?ちゃぶ台を粉砕!

8月1日のことです。 kちゃんの剣道の合宿に妻は「禁煙」をかねて参加しました。 私は一人で留守番。久々の独身生活を満喫。というか仕事だ(涙) ちょうど、エコさんとゆうにぃに から「打ち水」と ノーモア・エアコン・デイの提案があったので、実行しまし…

霊感と親指のシワ

上の写真は妻の親指です。 普通は外側に反っているもんですが、彼女はこれで精一杯。 直立不動。 本人曰く「素直」なのだそうです。どうだか(汗) で、二枚も写真は正面から内側の親指さん。 第一関節の節目のシワが目の形をしているのが分かりますか? な…

マンネリマニュアル用語 対「新鮮み」

言葉について(2) お盆だボン、という事で、妹と我が家は墓参りに行ってきました。 「そこに、私はいません。眠ってなんかいま、ま、せ、ん」 なんて、都合のいいときだけ歌って理屈をこねてはいけませんよ。 迎え火送り火、暇があったら墓参り。お彼岸だけ…

そのサジ加減

言葉について 妻と妹から、言葉が足りないと苦情を受けます。 二人とも私の事務所で働いていた経緯がありますので、 これはオンとオフすべてに対して。ですね(汗)。 つ〜たんと言葉について語りました。 彼は言う。 「実は言葉にすると、 そしてそれを直に…

オリンピックについていけてない。

知らない間にオリンピックが始まっていました(汗)。 谷亮子銅メダルで、そのことを知ります。 北島康介の世界新記録も後のニュースで知りました。 オグシオは準々決勝で敗れたとか。 なんか取り残されている。 お盆休み前のシワ寄せで忙しい。なんて理由に…

親切一番!

人間足を知れ。と申しますが、これがなかなか難しいようです。 あくなき飽食で餓鬼道に陥る者をわらうことはできるでしょうが、 腹八分目を今して、常に欲求不満にあり、 そのストイックなスタンスでダイエットに失敗した方々は星の数。 三度三度ちゃんと食…

腹八分目?

腹八分目ってよくいいますよね。 これが健康法だったり、人生哲学に使われたりもしています。 みなさんはどうですか? 杉山茂丸の一番弟子だった星一(星製薬社長で作家星新一の父)は この件で杉山から薫陶を受けています。 その内容は「十分に食え」です。…

ホタルの反則攻めにギブアップ

戦争知らないミドル世代からの伝言(4) 今年は放映されるのかなあ。 毎年この時期になると気になります。 『火垂るの墓』 ブログをはじめたころに記事にしました。 「『火垂るの墓』は二度と観ない。観れない。」と スタジオ・ジブリ作品で『となりのトトロ…

保守って何? それも雰囲気?

戦争知らないミドル世代からの伝言(3) 日本が先の戦争突入した動機や理由や原因は色々あります。 一本に絞れば「石油」が欲しかった。 今と同じ状況ですね。だから恐い。 その一番の供給国である米国と戦ったわけです。のるかそるか一か八か でもやっぱり…

ドッカーン、ババババって簡単にはいかない

戦争知らないミドル世代からの伝言(2) 去年の夏、特攻をテーマに連作で数本記事をアップしました。 「悠久の大義」とか「特攻誕生の意図と誤算」とか よく、特攻隊をテーマにした映画で「大切な人を守る」って ありますよね。 それって、どういうこと? …

戦争知らない子供たちだったミドル世代として

O〜MAさんが「引き揚げ者」「戦争経験者」という視点で 赤塚不二夫の追悼記事をアップしていました。 http://blogs.yahoo.co.jp/nkydr632/43952132.html あの明るさと優しさにもうひとつの意味を考えてしまいました。 戦争や震災などの厄災で、人は傷ついて…