あかんたれブルース

継続はチカラかな

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「仁義」の舞台の「呉」三都物語

「仁義」を堪能するには、まず、地理的な関係相関図を頭にいれると楽しいです。 広島と呉。例えがいいのかどうかはわかりませんが、 広島を横浜と考えますと呉は軍港「横須賀」のような感じでしょうか。 方位は逆になりますが、呉が横須賀なら阿賀が不入斗、…

『仁義なき戦い』誕生秘話

偶然にもこのママの弟さんかお兄さんでしたかね。美能幸三氏の(組)身内だったとか。 んで、会えた。が、映画化なんて絶対ダメ! 笠原はその剣幕に一発であきらめたそうですね。ダメだこりゃ帰ろう。って。 帰るのなら送ってやると美能氏の車に乗せてもらい…

戦後史ならば馬太郎が最も尊敬する男「波谷守之」

これが、噂の波谷守之です。 一部ファンの間では間寛平という人もいますが、失敬な! まあ、馬太郎が杉山・児玉・頭山以外で尊敬するとすれば彼と大谷刑部ですかね。 波谷守之は土居組の若衆(子分)ですが、この稼業は広島の渡辺組からが出発点です。 渡辺…

若き大西政寛と美能幸三。戦争の傷跡と青春の影

終戦とは、それまでの「軍事バブルの崩壊」と位置付けていいのではないでしょうか。 もっともそのバブルはすでに弾けていました。 「海ゆかば」という曲がそれを悲しく伝えていたのです。(玉砕を伝える放送に使われていました) 玉音放送はそのセレモニーだ…

日本映画の金字塔「七人の侍」と「砂の器」の間にあるもの。

『仁義なき戦い』をネタにしてコーナーを作りました。 「仁義の小部屋」ね。 (コアなネタで敬遠されるかな) 映画や原作はもちろん昭和・戦後史から差別とか組織力学余談津々浦々を熱く語ります。 おい、明治はどうした! グッ、、、。明治も語ります。 も…

夢だけど夢じゃなかった。悪夢だけど夢じゃなかった。

久々に明治もの杉山の記事で更新できたら胸のつかえがとれました。 明治物に興味のあるかたは私のお気に入りにある「幕末路線」を【クリック】してみてください。 オクラ子様という殿下の素敵なブログがあります。 まだ中学三年生とのことですが、腰を抜かし…

若者よ杉山を見て大志を抱き貫こう!

杉山茂丸伝・勝手に(2)それとも(3)だったかな? この写真は若き杉山茂丸のポートレートです。 出で立ちは新聞売り子。明治17年21歳の頃だとか。 翌年に前説の(といっても随分間が空きましたが)伊藤博文暗殺未遂事件となります。 上京して生活のためと…

『ナルニア国物語・銀のいす』と「アリの巣の観察」

今日が27日ですから夏休みも佳境でそろそろ終わりですね。 宿題の読書感想文の題材『ナルニア国物語・銀のいす』はさっき読み終えました。 毎日、息子が4頁、私が8頁。時々空白があって結構時間がかかりました。 岩波書店 原作 C.S.ルイス 訳 瀬田貞司 初版…

千葉亀山「絶叫の館」最新情報。これで完結ね。

友人からメールで例の亀山の虫屋敷の情報が届きました。 >あっ、そういえば、 >余談ですが太陽国際村はその後、閉鎖されたみたいです。 >http://www.taiyo.yad.jp/index.html >■★☆改装につきリニューアル休業中!☆★ >全館改装につき、約1年ほど休業させ…

「ユタと不思議な仲間たち」の座敷わらしとの再会

高校1年のNHKの正月番組だったと記憶します。が、さだかではありません。 三浦哲郎原作の「ユタと不思議な仲間たち」を観ました。 都会からやって来た少年と座敷わらしたちとの不思議な交流。泣けた。 座敷わらしは佐藤蛾次郎とかが好演して印象に残った…

がんばれ!あやめ剣友会「JR東日本ジュニア剣道大会」で惨敗

今週の火曜日に日本武道館で「JR東日本ジュニア剣道大会」が開催されました。 我が、菖蒲(あやめ)剣友会の参加(することに意義がある)。 先鋒 Kちゃん(3年生) 次鋒 Shyo(3年生) 中堅 疾風(5年生) 副将 雪ちゃん(6年生) 大将 タッキー(5年生…

千葉亀山で堪能した自然体験の過酷な現実(つづき)

息子と鯉の水槽のお風呂に入っています。 夜になると薄気味悪いので陽のある内に入りましたが、それでも薄気味悪い。 なんかお尻の肌触りとか変ですし、ゴツゴツしてて痛い。 この湯船のまわりには盆栽などでデコレートしてますがほとんど枯れている。汚い …

千葉亀山で堪能した一泊二食付きの不思議な体験

夏休みも後、八日ほどですね。 一昨年の夏、家族と妹と一緒に、二泊で千葉の海と山に行きました。 最初の勝浦は綺麗で豪華なホテルで最高でしたね。天気はイマイチでしたが。 夜、花火をしようと海岸で私が夜道の溝に落ちて波にさらわれる。 ずぶ濡れ。持っ…

明大前の八百屋さんの街の灯火

東京八景「明大前」 むかし井の頭線の東松原というところに住んでいました。 下北沢からふたつ目、明大前のひとつ手前で両方歩いていける距離です。 だいたい飲むときは下北沢がメインなのですが、 明大前のガード下に「武蔵」という行きつけの居酒屋があり…

船越栄一郎は今度も救ってくれるか!?

10年ほど前、医療関係の仕事をしていた滝本さんから聞いた話。 (このブログではすべて仮名ですが、すべて私が見聞経験した事実です) 昭和30年代中盤に日本の加工食品にある防腐剤が使用されていました。 かなりのヒット商品でありとあらゆる食品に使用され…

ワインの酸化防止剤(亜硫酸塩)の効用

痛ててて、て。お腹が痛い。と。 下痢で目が覚めました。そんなに大したことではないのですが、、、。 やっぱりね。 一昨日、幸子がケーキを持ってきてくれたときに、 「ワインに入っている亜硫酸塩」の話を聞いたので試した結果がこれです。 亜硫酸塩とは酸…

雷門ママが喝破する日本のマスコミ。それとは別に「ジョンベネ事件」

私の良き友でスナック雷門ママの昨日のコメントから ♪マスコミを鵜呑みにしている方は実際はそんなに居るのでしょうか。。 いいですねぇ。 そうなんです。ママ、いい指摘だ。だれも最近のマスコミを信じちゃいない。 今テレビで、まあワイドショーとかでいい…

責任の所在は「はっきり」とさせるとして、私には間尺に合わない件

たとえば、どうしようもな会社に属して窓際に追いやられていたとします。 左遷させられていたり、出向させられていたと考えても結構です。 この会社は縦割りで組織が肥大化してどうしようもない会社です。 あなたはそれに警告を発したひとりでしたが、 抵抗…

靖国問題に参考になるかは別として名著三点

御盆、そして、終戦記念日。 みなさんはどうお過ごしでしたか? 今年は当日に小泉首相の靖国参拝があって、例年以上の騒ぎです。 読売新聞でも二日に渡って大特集を組んでいて、興味深く読みました。 そのときは色々と思うところもあったのですが、 メディア…

アナタのこの映画が一番って?何?デス?カ?

さて、御盆ということで、たとえばですが。 みなさんがこれまでの人生をふり返ってみて、一本の映画を選ぶとしたら何ですか? マイベスト映画オブ ザ ライフ です。 10本とか5本とかじゃない。洋画邦画の区別も無し。とにかく一本勝負。 どんな映画ですか? …

暑中お見舞いと残暑見舞いの桶狭間

封印できない贖罪 私は決して子供は作らないと、若い頃に誓ったことがあります。 ひとつは人間として自信が持てなかったということもあるでしょう。 二十代の頃はただがむしゃらで漠然とした指針しか持ち得なかった。 同時に、いつになれば大人というものに…

不思議なアリの生態

出がけにメールチェックしたら 友人からアリの消息についての問い合わせと情報がありました。 我が家のアリは相変わらず2割りしか働きませんが元気です。 巣もだいぶ大きくなりました。今度写真で紹介しますね。 >あっ、そうそう。 >アリは元気ですか。あ…

お昼のニュース「航空機テロ未遂」の報を受けて

アルカイダの犯行とみられる英国航空機爆破テロが 未遂で食い止められたとニュースが報じいました。 標的は約12機とか。逮捕者は現時点で24名。かなりの大規模なものだったようです。 テロは憎むべき行為です。 パレスチナでの報復攻撃で沢山の市民と子供達…

大酒の飲み「男たちの挽歌」の理由とミカン水

卵に弱い日本人でしたが、欧米人に比べてお酒もさほど強くありません。 それは平均的なお話として。 司馬遼太郎の『竜馬がゆく』の何巻だったか脱藩前後だったように記憶しますが、 酒を飲む場面がありまして、一斗酒というかなんというか?こんなに飲めるの…

牛神様も憤慨した朝シャンしなかった不心得者

御盆も近いので恐い話そします。(3) 母の話は、霊とかお化けとかとは少し違うステージのものが多かったようです。 地方の方々なら経験はあるかと思いますが、狐に化かされた話とか。 また、アワビの貝殻の裏。あの虹色をしたテカテカした部分に 観音様の姿…

火の玉の昼間の形状と引率者のナゾ

御盆も近いので恐い話そします。(2) 次は私の母親の話から。私の母は昭和3年生まれですが、 その当時は恐いとか不思議な体験談は身近にあったようで、幼い頃から沢山聞かされました。 彼女が尋常小学2~3年生の時に頃、 祖母に買い物を託されて「丁子座」…

離島は怪談話のテンコ盛り。

御盆も近いので恐い話そします。 高校時代の野球部の先生が話してくれた「恐い話」は凄かったです。 鹿児島県で学校の先生になるには地元の国立大学で教職の資格を取った後、 若いうちは離島でドサ廻りをしなければなりません。 鹿児島には沢山の島があるわ…

頑迷・鴎外の「罪と罰」本人決して認めず大往生

森鴎外というどうしよもない権威主義者(3) さあって、本日の馬太郎さんは~っ。 馬太郎です台風が来て全国雨模様ですね。沖縄に行ってるU太君一家は帰って来れるでしょうか? 鴎外と脚気の長い前説も完了しましたので本筋のお話です。 日本人は劣等感と優…

「貧しさ」という脚気問題のもうひとつの側面

森鴎外というどうしよもない権威主義者(2) 25万人(戦死者の脚気患者を入れれば30万人か)対105人 これが陸軍と海軍の脚気患者数の実状です。 これは日本の軍隊が陸軍はドイツに学び、海軍はイギリスに学んだことも関係します。 つまり、陸軍の軍医はドイ…

森鴎外というどうしよもない権威主義者

森鴎外には気をつけろ! こう警告を発したのは内田魯庵(明治の編集者で評論・翻訳・小説家)でした。 とにかく鴎外と言う人は希代の論争家でウルサイ人だったようです。 ただウルサイだけじゃない。その論法というか批判の手腕は天下一品で苛烈執拗でした。…