あかんたれブルース

継続はチカラかな

がんばれ猪瀬直樹。



ずがれだあ 師走、馬も走る
走りなれていないのと病み上がりでくたくた
帰宅してテレビを着けたら
猪瀬都知事の5000万円問題を報じておりました。
都議会の追及はますます厳しい。
猪瀬さんも憔悴ですねえ

天国と地獄

ついこの間、オリンピック招致活動成功で
凱旋将軍だったのに
徳田毅議員の選挙違反事件から
徳洲会からの5000万円の資金提供に飛び火
弁明すればするほどヤブ蛇でもうボロボロ状態。

昔、『楢山節考』(1983年)で
カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞し
凱旋帰国した坂本スミ子
成田で待ち構えていた報道陣からの第一声が
祝福ではなく、麻薬疑惑の質問だった、みたいな
天国から地獄のようです。

徳洲会・・・日本最大の医療グループ
その創設者徳田虎雄は鹿児島県徳之島出身
日本の医療改革に取り組んだ立志伝中の人物。
24時間救急患者を受け入れる、
患者からの贈り物は一切受け取らない、
差額ベッドの廃止など
その情熱はエキセントリックでもあり
神がかった医療法人というよりも
宗教法人に近かった。

これまた昔
ヒポクラテスたち』(大森一樹監督1980年)
という医大生を描いた映画があって
大学キャンバスに医大生を勧誘してる図
あれはきっと徳洲会なんだろうなあ・・・
とポカンとスクリーンを眺めていました。

共産党オルグ
統一教会の勧誘
と同様に若者達を理想に誘惑する。
保護者にとっては山男(登山愛好家)には
なってくれるな同様のハラハラだったんでしょう。

しかし、労働基準法を無視した
この徳洲会のスタンスを
統一教会などと一緒にしていいのかなあ?
とは、ずーっとなんとなく思っていました。

昨日、ファミリー、共同体の話をしましたが
わたしは今回の徳田毅議員の選挙違反について
まあ罪は罪として、そんなに罪深い
とは、思わない。というと叱られそうですが

選挙活動に参加させた社員に
その日当を支払ったわけですよね。
社会的に、法的には違反だけれど
徳洲会という世界、共同体、ファミリー
としては行き届いたケアだったんでしょう。
いや、だからって正しいとはいわないけどさ。

わたしはそれよりも海上自衛隊のいじめ隠蔽と
その内部告発者を処分しようという根性のほうが
気に食わないけどね。

さて、思わぬところから飛び火して
火達磨の猪瀬都知事
この人、根が真面目なんでしょうねえ。
日々、憔悴している。
普段から正論で押すタイプなので
本人に後ろめたいことがあると弱いんだな。
かといって、
わたしは猪瀬さんが好きなわけでもありませんよ。

それとなんかここぞとばかりの吊るし上げで
可哀想な気もする。こういう考え、きっと
よくないんでしょうね。

あの都知事選のとき、猪瀬さんは
石原さんの後継者として楽勝ムードだった。
選挙にカネがかかるというのは常識ですが
猪瀬さんに5000万円必要だったのだろうか?
青島さんのように選挙活動しなくても
らくらく当選したんじゃないかと思う。
それを1億円要求したという。
その報告を徳田毅議員から受けて
難病で入院中の徳田虎雄ボスは
5000万円に値切らせたという。

いわば、タカリのようなもので
もともと作家で政治家でなかった論客の
猪瀬直樹にこういった行為をすんなりやらせる
には、誰かが知恵をつけたとしか思えない。

「そういうものだ」と
「それが政治の、選挙の、常識だと」

それが誰とはいいませんが
今となっては、知らん顔してるんでしょうねえ。

まあ、それにしても
猪瀬さんは甘かったわけだ。
相場でいう「損ぎり」というのができなかった。
いまさら遅いですが
最初にごめんなさい。
石原さんにそそのかされました。
と謝ってしまえばよかったものを(笑)

いやあ石原さとみ、かわいいわあ
あれじゃあ惑わされるわなあ

ま、とにかく
5000万円云々よりも
嘘のウワ塗りっていうのがよろしくない。
教育上、社会モラルを失墜させるので
よろしくない。
残念でしょうが、辞任は仕方ないかもね。
これでこのまま続けたらそっちのほが問題だ。

がんばれ猪瀬直樹
はやく辞任して楽になれよ。
心からエールを送るよ。
死ぬなよ。