あかんたれブルース

継続はチカラかな

愛の賞味期限と本質




それでも、わたしたちは愛に懐疑的です。

愛の賞味期限は3年だといわれている。

広末涼子安達祐実もみんな愛の掟を守ったのです。

嘘です。

わたしたちは愛を誤解している。
その本質を知らない。

その3年の期間とはラブラブな熱愛の蜜月の時をあらわしている。
それが冷めてしまったことを愛がなくなったと勘違いしてしまう。

たしかに、愛は陽炎かもしれません。
しかし、恋愛と愛をイコールと考えていけない。
愛のなかに恋愛もあり、家族愛や友愛やいろいろな愛があって、それを愛と称している。

燃えさかった恋愛の篝火から小さな火種をみつけます。
それをふたりで寄り添ってお互いの掌で守りながら育んで往く。
その火種に愛の本質はあるようです。

3年で見失しない新たな愛を求めることは芸能人とかならば選択することもできるでしょうが、
その選択は間違っている。
それでは何度ためしても3年の掟から逃れらことはできません。

では、愛ってなに?

愛という字は「かなし」と読みます。

人間の感情の中で「かなしむ」という感情は最も強いものです。

母性の至極の感情は、子供を悲しむことです。

子供が病気をしては悲しみ、出世しても苦労していないかと気を揉み悲しむ。

楽しい愛はまだその過程であって、本当の愛は悲しい。

慈愛ではなく慈悲というのが愛の本質です。

愛は悲しい。

これは誰しも、感じたことがあると思います。
その感情は錯覚なんかじゃない。
それが愛の本質です。
賞味期限なんてない。そして永遠の愛は存在します。




愛の力(2)