あかんたれブルース

継続はチカラかな

みゆき嬢のララバイ(12)親愛なる者よ「さあ、行こうぜ」

あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を

失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由は 人が人の傷みを聴くためだ
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている

わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を

銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を
銀の龍の背に乗って
銀の龍の背に乗って



 私は「やさしさ」というものに懐疑を抱く者です。
 強さの裏付け名のない実力ない「やさしさ」など、まやかしだと。
 やさしさを演じることは容易なことです。
 けれども、それを行使すること、貫くこと、持続させることは難しい。
 
 私は弱さを憎みます。
 「やさしさ」を裏切りに変える「弱さ」を憎む者です。
 
 そして、自分の非力を嘆く。これは秘密です。
 強く在らねばならない。私は自分に、そう言い聞かせています。
 たぶん、私を知る多くの人達は私を強い人間だと思っているはずです。
 肉食動物と言われてました。一匹狼と言われたこともあります。
 お笑いです。極悪人か時代劇の下手人か殺し屋ですね。
 
 これは決して弱音ではありません。
 これからもその方針で、やるでしょ。

 今日、ウエアハウスで「恋文」というアルバムを借りてきました。
 お恥ずかしい話ですが、最近のみゆき嬢を知りません。
 そしたら、初っぱなの曲にノックダウン~! ひっくり返りました。完敗

 「命の砂漠」
 みゆきは砂漠に命をみいだしているのか。

 よっし、俺も乗るぞ。
 問題はそこまで、たどり着けるか。だな。
 うまく乗れたら、友よ、みてくれ。
 君のところに行く