サイド旅路の果てから（2）
ウチのベランダからは
淀川をはさんで梅田の街が一望の
ナイスなロケーションです。
もうすぐ淀川の花火大会でそれはそれは壮観な眺め
だそうな。
実は実際に見たことがない。
毎年この時期になると母親が体調を崩し
入院騒動で三年連続で長期帰省している。
別に帰るのはいいんだけど
歳が歳なので、今度はヤバイかと緊張が走る走る。
毎回喪服を送っておくべきかどうか
でも縁起でもないし、
幸子に見つかったら大目玉だしと、
見送ってはいるけど
それくらいの危機一髪なのです。
そんなこんなで帰るわけですが
母親の退院予定は７月末
けれども入院生活のストレスから
母親の体調と痴呆の進行が宜しくない
と、いうことで
幸子の意見からできるだけ早く退院させようと。
入院してれば安心は安心なんですけどね。
母親が病院食を食べないのだ。
夏バテもあるだろうし飽きもあるし根っから我が儘
何より高齢から体力が衰えている。
そんなわけで
口やかましく病院食を食え食えいわないで
とっかからりきっかけとして
母親の好物で釣ろうと。
で、退院もはやめて
なのですが、問題は、これから２ヶ月
わたしが食事の世話するわけです。
わたし料理趣味でもないし厨房に立たない人
母親の好きなもの
アンコもの、お刺身、お寿司、鰻、ソーメン・・冷やし中華・・・パスタはダメ。ほらもうネタ尽きた。
肉は嫌いだし。
２週間が限界なのだ。
同じものだと好きなものでも母親は飽きちゃう。
どうやって２ヶ月もたせるか・・・
こまったタヌキ。
