あかんたれブルース

継続はチカラかな

「オカルト退治」の科学的という伝家の宝刀の罠

オカルト的な歴史と現実と恐い話(2)

 日本人だけではないでしょうが、日本人は「呪い」「怨念」を恐れます。
 キリスト教でさえも聖人イエス・キリストを十字架にかけたことが
 贖罪ともなってるんでしょうが、それはいいとして。
 『八墓村』で凶行を働いては首塚を建てたり、将門の首塚菅原道真
 祟り神、恐れ神などなど、そして、生け贄、人身御供などもあります。
 まあ、「三国志」の孔明もそのような蛮行を是正させるために饅頭を首の代わりに
 捧げたという逸話もありますから日本だけの話ではないのでしょうけれどね。

 宮崎アニメの『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』なども
 前記の日本の神々(出雲大社の神々)の存在を示唆したテーマでした。

 板東妻三郎の『王将』。明治期に活躍した坂田三吉という無学な天才棋士の物語で
 何度も映画化されたものです。舞台は大阪ですね。
 この作品に太鼓を打ち鳴らす宗教お勤めのシーンがあります。凄い迫力!
 明治大正と日本の近代化とともに様々な新興宗教が生まれました。
 神道、仏教、キリスト教などなど多種多様です。
 お隣、韓国では儒教の国でありながら統一教会なるキリスト教系の厄介なものが誕生しましたし、
 日本でもオウム事件など記憶に新しいどころか現在進行形ですね。

 まあ、自由主義の世界ですから別に法にふれなければ何をしてもいいのでしょうが、
 そのすれすれをやったり、完璧にやってたりするケースが多いわけです。

 人間というものは超常現象とか超能力とか未確認飛行物体とか決して信じない人でも
 それを目の当たりにすると100%信じてしまう。ひとつ信じると残りの99まで
 無条件で信じてしまう悪い性癖を有しています。これが厄介です。

 大槻教授もその是々非々に科学というもので退治して対峙する姿勢をとっていますが
 贔屓の引き倒しのようなもので、本人の意図とは別に大変な罪を犯していることに
 気づきません。テレビ局の要望なのでしょうが、しようがないひとです。

 別にそんなものあったっていいんです。どうせ、キリスト教系の科学の延長線上にあるのが
 現在の科学技術なのですから「それでも地球は回っていた」ではないですか。
 今現在、科学で立証されないからといって、すべてを否定することはない。
 そんなことやっているから盲目的に変な団体の食い物にされる被害者が後を絶たないのです。
 ネズミ講は「欲と道連れ」ですが。宗教も「救われたい」という欲かも。

 人間は修行とか極限状態とか体調不良をおこせば、目に見えないモノや変な言葉が
 聞こえてくるようにできている。また、変な現象はたくさんある。
 ものだと腹をくくっていたほうが賢明というものです。
 このブログの「不思議三号目」や「高島易」など参照してください。
 また、何度もいいますが私はオカルト信奉者じゃないですからね。続く