微妙な女性シンガー列伝(1)欧陽菲菲
中国の女性が苦手です。
特に、上海とか香港とか。なんとなく
みんな、欧陽菲菲のせいです。
この香港だか台湾だかやってきた歌手が、私たち小学生を戸惑わせた時代がありました。
♪小糠雨ふる御堂筋 ジャジャッジャン
「雨の御堂筋」(作詞作曲 ベンチャーズ)を引っさげて日本中を席巻した歌姫。
アグネス・チャン以前か? テレサ・テン以前だたのは確かです。
アグネス・チャンがひなげしの花ならば、菲菲は人喰いブーゲンビリア。
残念ながらセクシーという言葉がそのとき浸透していなくて、私にとっては
猥雑で混乱で倒錯で下品で肉欲でいつもニコニコ現金払い
錦糸町か小岩のオーヤン・フィーフィーでした。
「ワタシ オ金スキスキ タカラ オ金モチ ダイスキ アナタ オ金アルカ?」
こんな感じ。
偏見だと十分認識しているのですが、報道番組で中国女性のインタビューで返ってくる答え。
そのすべての原点が欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)にあります。
それを証明するかのように、歯医者だったか実業家と結婚して引退。
少し、ショックでした。
そんなに好きではなかったはずなのに、やっぱりショック。
大人の世界を垣間見た気分でした。トラウマなんでしょうかね。
あんな女、どうせ今頃、朱里エイコみたいになってるのさ。
ところが、私の知らないところで最近、彼女がテレビ出演したそうです。
彼女を知る視聴者は「娘?」「そっくりさん?」
ところが、本人!
菲菲よ、いつまで私を苛むつもりだ。