夕陽に背を向けて旅する者よ
暗闇のなかで寒さと不安と悲しみに震える者よ
落日に燃えた虚構の城をふりかえらないで
出口のない迷宮に後戻りしないで
いま、闇は
足もとさえも暗く隠しているけれど
たとえ立ち止まることはあっても
漆黒の目前に真理を探してはいけない
つまずくことを恐がらないで
そのときは思いっきり前に倒れてしまおう
全身で大地を確認できるだろう
夕陽に背を向けて旅立ったあの日に誓い
目指した約束の地に
それは続いているよ
しばらく休んで
それが確認できたら
ゆっくりと起きあがり
天を仰ごう
たくさんの星が君をみつめているよ
星が君を導くよ
夕陽に背を向け 旅だった者よ
摂理として
この闇は無限じゃない
進路は東へ 陽は昇る
それまで星が君を導くよ
だから
星をみつめて 歩いていこう
歌いながら 囁きながら
