征服するか折り合いをつけるか
西洋が「陽」で東洋が「陰」という話でしたね。
続けます。
この西洋文化には宗教の影響が大きいです。
一神教なので自然に対しても挑戦的というか対立して征服しようとします。
たとえば、堤防を造るとき、
西洋人は過去の記録から60メートル津波があったとする61メートルの
堤防を造る。合理的といえるかもしれません。
■■
■■
■■
■■
■■ こんな感じが西洋的
□ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(そのかわり、62メールがきたらオダブツ!だぞ(汗))
東洋人は、中国人や日本人はそうはしない。
なだらかな堤防を造ってその波の力を弱めようと考えます。
ひとつには黄河流域で芽生えたこの文明が、
「その脅威にどうしようもない」との学習効果を刻んだ。
ともいえるでしょ。
現在の中国人はどうかはわかりませんけどね。
■■■
■■■■■■■
■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■ こんな感じが東洋的
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
そういう意味で、エコロジーとか地球環境に対しての考え方も違ってきます。
現在の中国人はどうかはわかりませんけどね(涙)。
(中国が共産主義国家である以上どうしてこういった皮肉を付け加えなくてはいけない)
別な意味で、アングロサクソンの民族であるドイツが
エコロジーに対して積極的なことは注目です。
東西どちらがいいとか悪いとかではなく、
相互交流して良い所を取り入れ補い合うのがいいわけだ。
つまりは陰陽の中道、バランスってことですね。
今現在はどうしても西洋的っていうのが勝っているので、
もう少し東洋的な発想を取り入れるべきだろ思います、
そのために、どうしても私の記事も東洋寄りになってしまうことを
理解してください。
日本は鎖国を解いた明治維新に文明開化といって
西洋合理主義を全面的に受け入れました。
本気で白人になろうと考えたのです。
明治製菓の「カルミン」ってあるでしょう。いまでも。
あれはカルシウムを補強して体を大きくしたかった。野望のお菓子。
栄養とかに非常に気を使っていたのです。
こういった陰陽学とか「易経」も四書五経として基礎知識として
寺子屋で教えていたんです。
明治、大正頃まではそういった余力・記憶がまだあったのですが
昭和になって尊皇思想を利用して精神主義、全体主義に奔り、
戦後はそのすべてを払拭させ、民主主義に特化してしまった結果・・・
合理主義は損得至上主義となり
民主主義は個人主義になったとさ。
中国のことを笑えない。
カモメはカモメ、日本人は日本人。
どんなにがんばってもジョージ・クルーニーには、なれない(汗)。
ましてやブラビにも(涙)
陰陽四十八手(18)人のふりみて我ふり直せ
中国人の失敗は共産革命でインテリを排除したことにあります。
そしてトドメが文化大革命。
毛沢東の大失敗といってかまいません。