では宿命とは？

ほんじゃ、「宿命」とはなにか？

それはあなたがこの時代に、あなたの両親から生まれたことです。
アフリカでもなく米国でもなく日本に生まれたこと。
先天的な特性をもって生まれた。障害もふくめてです。


もっと具体的いうと、あなたの生年月日といってもかまいません。
これまでの話で、運命とは宿命ではないと言ってきました、
運命を占いで探り出すことはできないと。

宿命は生年月日である程度、確認できます。
これは性格とか資質のことです。

占いには色々あります。人相手相、星占い、姓名判断、血液型まで色々です。

人相手相は統計学ですよね。親の遺伝もあります。
それなりに当たっているかもしれませんが、ここでは取り敢えずパス。
因みに、これらは「変わる」と言われます。

血液型もそうですが、これは変わらない（笑）。
信じたいかたは御自由にどうぞ。

姓名判断は「当たらない」とこれまで散々言ってきました。これもパス。

星占い、つまりは生年月日です。
大きく、東洋占星術（十干十二支の陰陽五行）とホロスコープ（12星座）があります。
九星もありますが、これは気学なので人間の資質を表すのにはどうでしょう？
その他にも宿曜占いとかありますが、パスです。

東洋占星術（十干十二支の陰陽五行）で一番説得力のあるのは
算命術と四柱推命です。これは論理は一緒。（算命術＞四柱推命）

算命術はいまから2300年前の中国戦国時代に鬼谷氏によって
創りだされたいいます、軍略家の張儀や蘇秦は彼の弟子だったいわれる。

算命術は人間の運勢を16の方法で占いますが
四柱推命はこのなかの「自然法」という2つの方法を使っている。
奇門遁甲（九星）はこのなかの「八門法」というひとつの方法を使っています。

まあ、それでも四柱推命は当たる。
そのことは、安岡正篤も大いに認めています。
（あくまでも人間の資質や性格のことですよ）

でもね、この性格っていうのが大きいのです。
性格の「バランス」ってものですね、これがとれているかどうかが問題。
つまり、どんなに運が良くても、恵まれていても
それに満足できない人がいる。
これは性格のバランスであって、
どんな素敵な相手とも上手く付き合えない。これはその性格の相性に関係します。

つまり、なんだかんだいって、人間の幸せっていうのは
個人的な価値観というか感じ方なので、
その人との性格というか性格のバランスによるわけですね。

「足るを知れ」ということばありますが、
貪欲な人もいるわけですし、その欲するものも個人差がある。

また、個人差という面では発するエネルギーも違います。
かといって、エネルギーが強いからといって幸運ってこともありません。

そういうことを四柱推命では占うことができます。

占い師はここから先を占おうとしますが、
運命は変化するもで、自分で切り開くものですから、そうそう当たらない。
半分半分です。

ただ、自分の性格とか資質を知るにはよいナビゲーションにはなる。
私はそう思いますよ。

これも陰陽学から出た学問のひとつです。





陰陽四十八手（19）四柱引き回しの計
四柱推命は生まれた日を基調にしますから誕生日が一日違いでも変わります。
これは子年の人はとか丙午の女性はといった迷信系の占いと一線を画すわけだ。
だて、小中学校で同じクラスだった友達ってそれはそれで性格違うでしょう。
それじゃダメなのです。九星のネックはそこにあります。
まあ、大きな目で見れば昭和62年組とかの特性はあるでしょうけれどね。

西洋占星術のホロスコープも緻密で複雑ですが角度で判断しますが、
そうなると、誕生日が近いと性格が似てくるという矛盾が生じます。
これは人間個人よりも国家とか地球規模の大きな現象を占うのにいいかもしれませんね。