白洲次郎と虱馬太郎
昨夜までの二夜連続の白洲どうだった?
ここまでは春の再放送分。今夜が本番、そしてクライマックスだ。
妻・正子のことを理解してもらうために
少し解説をしておこう。
上の写真の少女が正子だ。
彼女をひざに抱く老人が父方の祖父は樺山資紀(海軍大将、伯爵)、
母方の祖父に川村純義(海軍大将、伯爵)。
樺山資紀はもともと陸軍の将軍。
西南戦争では熊本城守備隊の司令官だったお人じゃ。
日清戦争では海軍軍令部長だった典型的な猛将。
川村純義はもともと海軍の第一人者だった軍人。
ふたりとも薩摩人。
陸軍と海軍の折り合いが悪いのは最初からなのさ。
二人の将軍の姻戚関係はこうして結ばれ、正子が誕生するのです。
樺山は若い頃、同志で卑怯な振る舞いのあった者を斬っている。
彼女の気性の激しさはそこにあります。
二番目の写真が本物の白洲次郎。わたしは馬太郎。
風の男と虱の男
今夜、10時から どっちにするか、確認して決めてくれ。
そして、ロング グッド バイ