あかんたれブルース

継続はチカラかな

明治のイケメン(3)

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もっとハードな感じを求められて(汗)。

男心に男が惚れる、そんな此奴は大林芳五郎。
天下のゼネコン大林組の創業でやんす。

大林芳五郎は11歳で呉服屋に丁稚奉公して53歳で死去する
この間わずか33年の生涯で「西の大林、東の清水」と謳われる
大林組を作った人物です。

芳五郎の魅力は仁侠というか誠意というか真心ですかね。
人を惹きつける力がある。

20歳でこれまでまったく経験のない土木請負業に転身します。
24歳頃でしょうか、現場で野口英次郎という男と再会する。
この野口は芳五郎が丁稚時代に通った芝居小屋で女形をやっていた。
その後、やくざになって凶状旅のなか工事現場に身をかくていたようです。

土木土建の世界は地元の顔役とのトラブル、縄張り争いが大変なのです。
芳五郎もこのときそれに巻き込まれた。
それを野口の後ろ盾で切り抜けます。
以後、野口は芳五郎をバックアップし続ける。
芳五郎にその世界の親分を紹介したのも野口でした。

なぜ?利権?そんなケチなものじゃない。
「男心に男が惚れる」です!

小林一三は大林芳五郎を
「美しい仁侠の性格」と評しています。
小林一三はお世辞をいうようなそんな甘い人じゃありません。


私が東映仁侠映画を撮っていた頃
渡哲也主演で大林芳五郎を描いたのが
『施工の花道』

野口英次郎は長門裕之
難波の福−若山富三郎 砂崎床次郎−志村喬 
水沢新太郎−笠智衆(松竹) 片山和助−大木実 
岩下清周−藤山寛美 伝法の伊之助−月形竜之介 だった。
昭和41年のキネマ旬報で6位にランキングしています。

さて、りんちゃん
男のなかの漢、大林芳五郎
この男の目力どうでしょう?

分類は「土建屋
明治男前烈伝(3)大林芳五郎

もっと彼を知りたい人は
http://www.obayashi.co.jp/company/rekishi/hito/yoshigoro.html
それと、
映画の話は洒落じゃよ(笑)。真に受けないように(涙)。
それ以外は事実じゃ!
明治男前烈伝はまだまだ続く
納得できないひとは
次を待て!