あかんたれブルース

継続はチカラかな

お詫びと訂正の反省文



昨日の「このツボを押せ!」のなかで、公務員給与の
>給料50%カット。夏のボーナスなし。
という記したところ、わたしのスイスの口座に2000万円振り込まれました。

一転してここに、お詫びと訂正をいたします。

確かに、民間の平均給与と比べて東電・電力会社、地方・国家公務員の給与は高い。
これは事実なのですが、

「地方公務員は知らないけど国家公務員の世帯主は 残業しても残業代出なかったし…。
 結婚したとき手取り15万で・・・」

という泣きが入ったので、反省します(汗)。
国家公務員は激務で、過労死に倒れる方々は多い。これは事実なのだ。
そのわりに若い頃は給料が抑えられている。

広瀬さんの表現手法を「ちょっと過激過ぎ」としながらも
官僚の実態のあまりの酷さに憤り、ついつい馬太郎も筆が滑りました。
ごめんなさい。

わたしが引っかかったのは、「平均」ってやつです。
しかし、なんで公務員の給与は「平均」にすると高いのか?
これは年次が上がるほど高くなるからです。
若い連中はさほどではなくとも、偉い人達はその平均値を押し上げるほど
貰っているわけだ。ここがポイント。比較の落とし穴、罠なのだ。

役人の給料は「▼」逆三角形の構造なんですね。ま、民間も同じでしょが
それが顕著なのだ。

景気の良い頃はさほどでもないのでしょうが、
不景気になっても、国家財政破綻でも、関係ありません。

ここに、矛盾と問題点があるのだとつくづく思う。
そこには、嫉妬と恩讐がある。

「なんでこんなに働いているのにこんだけしか貰えないの!」
この恨みが、変な青雲立志となってしまうのでしょうね。
大器晩成かなあ?

役人の天下りには「▲」ピラミッド型の組織形態で
その頂点が事務次官です。各省庁にポストはひとつだけ。
底辺が若い公務員たちで、やがて淘汰させれていく。
しかし、公務員すべてが軍人で二〇三高地を攻略しているわけではないので
名誉の戦死をとげて途中いなくなってるわけじゃあ、ない。
基本的には「■」の比率なので上にいくほどポストが足りなくなる。
そこで左右の逆直角三角形の方々が天下りしていくのだ。

そこには村社会の意識と、若い頃の恨みからねじ曲がってしまった根性がある。
「もとをとらないと」です。

かといって、表だっては貰えない。ということで
天下りという手口を活用します。

もともと天下りというのは戦後、民間の人材不足から(戦争で沢山死んだもあって)
大蔵省から興銀あたりに行ったのを代表事例として
そう、悪いことではなかった、わけです。(城山三郎の『日本興行銀行』でも読んでみてね)

それが利権になってしまったのが問題なんだなあ。
毎年、春には東大合格者の笑顔がニュースで報じられます。
それぞれに大志を抱いて「国の動かす礎となりたい」と抱負を語る。
まっ、そこには上級国家試験という現代日本の「科挙」もあるとしても。
キャリアもノンキャリアもそれぞれが純粋にそう思う、としておきましょう。
しかし、現実は過酷です。

しかししかし、過酷さはなにも公務員だけじゃない。
民間企業は景気・業績に左右され、政治家は選挙に左右され支配されている。
その点、公務員は景気に左右されませんし、選挙はありません。
親方は日の丸なのです。ただし、システムには左右されている。

システムは▲、給与は▼。ま、これは民間でも同じす。
たとえなば、大手企業でも同じ。
年次と共に関係会社への出向は多いものです。
新聞社なんかもそうですよ。系列の出版社、印刷会社などなど
中小企業ではそうはいきません。そして中小企業のほうが圧倒的に多い。

ただ、公務員の場合は、違う。頭が良いので利権を上手に活用します。
というか、利権になってしまうのですね。ここが問題。時代の流れですかね。
これをなんとかしないと不味い訳だ。
民間は公務員を天下りさせて受け入れることで
利権を確保拡大できることを痛感している。
これが日本の資本主義だ。しかし、それが税金を食い物にしるからアカンのじゃ。

特権(利権)を▲ではなく
  ■■■■■■
 ■■■■■■■■
■■■■■■■■■■
の台形にできればいいんですけれどね。

で、ここで公務員すべてをターゲットにしてはいけないのだと、思う。
嫌な奴は多いでしょうが、頑張ってる人もいるわけです。
それを一網打尽に絡め取ろうとすれば「子供手当」のように
富裕層にも中国人にも適応されてしまいます。
それに一致団結させてしまいますからね。

金じゃない、生き甲斐という価値観をもたせられればいいとは思うけれど
それは公務員だけじゃなくて、私達国民にもいえることだ。

今回の震災支援報道でわたしが一番感動して涙を流したのは
長渕剛が被災者慰問の最後に訪れた自衛隊員たちへの激励慰問だった。
「あなたちを誇りに思う」と言って歌った「乾杯」のメッセージに
隊員達が肩を組み共に歌い泣いている。
あの映像をみて心を動かさないものは日本人じゃない。人間じゃない。

そんなことを考えて、昨日の50%カットの与太の暴言に反省してします。
かと思うと、福島から受け入れた生徒への差別を助長させる馬鹿教師もいる。

どうしたもんだろう・・・

やっぱりベーシクインカムしかないと思う。

納得しないのは企業の経営者とか上級公務員といった
既得権益者だけです。
細かい話ではなくて、単純にシンプルに効果的にやるには
▲とか▲ではなく安定した台形にさせる手は、これしかないと思います。

立ち上がれ、公務員諸君。
君達は搾取させているんだぞ。あとで取り戻すとしてもダメだ。
そのときには組織も国家も既にない。大損だぞ。
君達の給料をもっと上げよう。財源はある。
君達の上司のそれが財源だ。すべてやる。
そしたら私達はみんなで「乾杯」を歌ってエールを贈るよ。
助けてください。もうダメです。そう、思わない?