ラピスラズリと砂

君がすきだった青い空から
ラピスの詩をつくった。

瑠璃はラピスラズリ

いにしえの世界では
色彩を表現することは
とても難しかったという。
なかでも、青は貴重な色で、
それをつくるラピスラズリは
黄金と同じ価値だった。

オランダが生んだ画家
フェルメールはその貴重な青をふんだんに使っている。
「真珠の首飾りの少女」の魅力は
あの青いターバンが引き立てているのだという。

緑を使わずに黄色と青で生命を吹きこめられた樹木。

「デルフトの眺望」では雨上がり水面の深い色合いにも
雲からのぞきこむ青空を映し出すように
青が隠されて使われていた。

貴重な瑠璃色をさりげなく
青を青としではなく

憎いねえ。

フェルメールの独特な技法に
建物などを描くとき、絵の具に砂を
混ぜるのだそうです。
建物の表面が砂の凹凸で光をとらえて
より表情を生き生きとさせる。

無機質なものにさえも生命を与える
なんというかため息がでます。

わたしのラピスの詩は
君に命を吹き込められるだろうか

ぷっつぷうおならがぷう
ぼくのおならはきいろいけれど
緊張すると青くなる
かいでごらんよ
ほんとだよ
きみといっしょに
ぷっつぷう

二番は「ぴ」ではじまります。