あかんたれブルース

継続はチカラかな

敵前逃亡する人



松坂慶子大原麗子とくれば言わずと知れた浅丘ルリ子
なぜ? と問われれば
男はつらいよ忘れな草から紅の花まで合計四作に
ヒロイン・リリー松岡を通して演じたからだ。

そんな好みの顔じゃないけれど、リリーだったら
わたしだって沖縄まで看病にいくよ。

ミスとらる嬢のコメント返信で高倉健をコキ下ろしましたが、
男はつらくとも寅さんが健さんより数段上です。
健さんは我慢ばっかりで女を幸せにしない。できない。
不器用を理由にして自分のことばかりを優先させている。
それをダンディズムとか男の生き様なんていうのなら
そんなものはいらない。

寅さんはダメな人間かもしれませんが
女を不幸にはしない。
ヤキモキさせるかもしれませんが、女はみな笑っていましったけ。

それでも、女がみつめると
寅さんは豹変。逃げちゃう。敵前逃亡してしまう。
シャイというにはあまりにもつらい。

ふられふられて合計48本四十数名のマドンナにふられた。
そのなかの例外がリリーだったのさ。
それなのに、寅の馬鹿・・・逃げやがった(涙)
いい女だったよねえ。
いしだあゆみもいいけれどやっぱりリリーが一番だ。

渥美清の葬儀での浅丘ルリ子の悼辞
いや車寅次郎に対するリリー松岡のだね。
あの愛のメッセージは泣けた!


本日はそのリリー松岡さんに
愛について語ってもらうことにしますね。
では、一発熱いのをかましてやってくださいまし。


「何百万遍も惚れて、何百万遍も振られてみたいわ。
 ・・・惚れられたいんじゃないの、惚れたいの。
 そりゃあいろんな男とつき合ってきたわよ。
 でもね、
 心から惚れたことなんて一度もないのよ。
 一生に一度でいい、
 一人の男に死ぬほど惚れて惚れて惚れぬいてみたいわ。
 振られたっていいのよ。
 振られて首を吊って死んだって、私はそれでも満足よ」


寅さん、聞いてるか
今度は逃げるなよ