あかんたれブルース

継続はチカラかな

絹の靴下と金の草鞋



セルバンテスの小説
ドン・キホーテ』をもとにした
ミュージカル作品(1972年)。

ラ・マンチャの男

ブロードウェイでは1965年に初舞台
日本では1969年より松本幸四郎が演じて好評を博した。

見果てぬ夢
http://www.youtube.com/watch?v=q0R4ygU96Rk


この一年、年寄りとの縁が深かった
教育改革に奔走する男
自治改革に最後の力を捧げる男

彼らの気高い生き様はわたしをひれ伏せさせ
知らず知らず
パンチョやロシナンテをわたしに演じさるせる。
それを観て聴衆は嗤うだろ

アホちゃうかと。

私達はその夢をその志をその目的を
遂げられるか否かに重点をおき
見果てぬ夢では採算がとれないと考える
人生観にコストパフォーマンスをさしはさむ。

それがゆえに
現実という舞台興行は
こじんまりとした筋立てに書き換えられる
それが欲求不満や閉塞や挫折の要因であって
決して、見果てぬ夢の途上にある
過酷な障害に立ち尽くしたことが理由にはならない。


たとえば
恋愛の達成とはなんだろう?

結婚なのか?

それはスタートであって出発した途端に
いくつもの罠が用意されているというのに
それをゴールといえるのだろうか?

遂げる、添い遂げる・・・

家庭を築き、子供を育て上げ、勤勉に働き
不動産を所有し、貯蓄し、
孫に囲まれて、平穏な日々のなかで死ぬ。

人間は平穏を求めるくせに
退屈に苛まれる。

なんとも矛盾する性を背負っている。

ドラマッチックな人生
映画みたいな恋を渇望するくせに
甘いハリウッド映画でなければすぐに
ケツをわる
厄介な代物でやんす。

「それは道理を理解していないからです」

カメさん、わかったわかったよ(汗)

「自己確立!」

うるさい、爺!