あかんたれブルース

継続はチカラかな

目前にある危険な情事



ちょっと前なら憶えちゃいるが
今日の晩に何を食ったかって聞かれても
わかんねえなあ
隣の部屋に何をしに来たかもわかんない。
なんで冷蔵庫を開けたのかもわからん。

だんだんボケていく・・・

そして今年も終わってしまうわけだ(淋)
平成26年最後の日曜日
この一年をふりかえって結構ショックだったのは
この間の衆議院選挙での次世代の党の惨敗でした。

わたしは石原慎太郎は好きではありませんが
次世代の党の主張や姿勢は真っ当だと思う。
また、石原慎太郎が嫌いという人は多いけれど
彼が都知事選に出馬すれば圧倒的な人気だ。
ここに都政(地方)と国政の差があると思う。
いわゆる、外交とか国防とか憲法改正とか
国の方向性を左右する大きな舵取りが絡むから?
それでも、次世代の党の主張は正論ではないか。
なんでここまで不人気なのか?

準備不足とか維新会との分裂後遺症とか
はたまた意図的な選挙妨害とかいわれてますが
それ以前の話として
なんかとてつもなく薄気味悪いものを感じた。

次世代の党の選挙アピールとして
「タブーブタ」というキャラクターを用いた
動画がネット上で流されていました。
なかなか楽しく鋭いインパクトのあるものだった。
あれを観ればおおかたの人が納得するだろうと。
他の野党に比べて歯に衣着せぬ正論だと。

しかしそれが通じない。なぜ?
当たり前のことが通じない・・ここに不気味を感じる。
他の政党と差別化してもう少し支持されても
よかったのではないかと、普通は考えるよね。
この拒絶反応はなんなのか?
支持する方々は日本人のダメさかげんや
マスコミの弊害を嘆く。
また次世代の党の戦略の不味さを指摘する
人もあるでしょう。
そのそれぞれには一理あるとは思うのですが
まあそれをいっても始まらない。
それ以前の話として、

よく、日本人は本音と建前の国民(民族)だと
いわれますよね。
まさにこれが糸を引いていたんじゃないかと。
次世代の党の主張は正論であり、真っ当だ。
けれども私たち日本人には刺激が強い本音であって
身も蓋もないタブーだった。
「タブーブタは面白いけれど、ちょっとね(汗)」
こういう国民意識とか感情がまだまだ
支配している。
その元凶にはマスコミの影響もあるけれど、
そのベースには日本人のだらしない根性が、ある。
ここが問題なんだと思う。

たとえば、いじめにしても
問題が露見すればなんだかんだ問題視はするけれど
それまでは見て見ぬフリでオラ関係ねえ、だよね。
下手すると無意識を装う加害者だからなあ。
民主主義云々にしても他人事と自分事の格差があって
そこにはみっちり利害がある。
御都合主義と先送り無責任が先行している。
当面の便宜主義を処世とする変な現実主義だ。

臭い物にはフタであり
次世代の党は臭い物だったんだ。
それと、選挙妨害をしたとされる犯人は
それが日本のためという正義感が動機なんでしょうね。
従軍慰安婦問題も多少のフライングはあっても
日本が悪い事をしたことにはかわりないし
これも平和のためだから・・・なんて考え
まだまだあると思う。

こういうのって危険だと思うけどねえ

なんにしても、こういう環境のなかで
表現するという行為は難しいものです。

次世代の党がここまで支持を失った原因には
マスコミのせいもあるけれど
わたしは在特会ネット右翼の存在が大きいと
強く感じる。
どこかで、いつのまにやら、イコールと
されてしまったんでしょうね。
これは贔屓の引き倒しどころか、ガンだ。
さらに厄介なのは在特会の主張が正論だから
悩ましい。
混沌とするというか大混乱だ。
でなくともみょうなバランス感覚だけが
先行するものだから
その矛先があろうことか次世代の党に向けられた。
本来、現在の日本の政治に最もバランスを
とる役割を担うべき政党を屠る結果となってしまった。
共産党の躍進と比較してごらんなさいな
この不自然さは一目瞭然じゃないか。

こういう曖昧な、国民感情とか意識って
くせものだと思うよ。危険だ。