あかんたれブルース

継続はチカラかな

困窮の昴



うんこがでない。

そんなことたしたことじゃない
と思うかもしれまえんが
明日の透析で増えた体重分の水を抜かれる
それが多いほど体調が悪くなるので
特にわたしの場合は
なるだけ体重を増加を2キロぐらいにおさめたい。
「うんこしてませんから
 その分は気にしないでください」
は通用しないのだ。
もちろん下剤は飲んでます。
通称「赤玉」というのを1日2錠。
それがここんと効かなくなって
それで金曜日も4錠飲んで出ないから
水薬(ピコスルファート)15滴。
夜中に出たよ。
これで一安心と思いきや出し足らんかった。
通常下剤が強すぎるときは
シメで下痢するのですが、それがなかった。
朝もジタバタしたんですけどね。
あっ、こんな時間!
とクリニックに向かう。

ベッドでスタンバイして瞑想に耽る

いやあな予感・・・
今のうち行ってこようかな
と思いきやこんな日に限って順番が早い。
で、1時間後・・来ました。
来たああああ。オシッコはある程度我慢できる。
普通のうんこだって自信があります。
しかし相手は下痢うんこです。
コントロール不能の札付きなのだ。
ここで漏らしたら100年目
脂汗垂らして青くなってナースコールしたさ。
ヘルプ!

「馬太郎さんがトイレだそうです」

大きな声でいうなよ。
技師のかたお手数かけてすみません。

管がはずされ自由になって
トイレに駆け込もうとしたら
「そっちじゃありません」と室内のビップルームへ
で、その前に体重測定。
まるで宣言台に乗って
わたしはこれからうんこします
みたいな、恥しい。

そしてようやく・・したよ。

本当にこれで出し切りか?
悩むそっちに時間を要しました。
トイレを出て、また体重測定。

「マイナス100で~す」

大きな声でいうなよ。
わたしはいま100gのうんこしました。
と宣言してるみたいじゃないか!

ベッドに向かうとき肩が落ちてました。
なんか人間の尊厳が下痢と一緒に流されて
しまった屈辱の負け犬さ。
野球でいえば5回コールド
サッカーでいえば決勝点がオウンゴール
麻雀でいえば東の一局でハコテン焼き鳥
パチンコでいえば5万すって一回も当らず
競馬でいえば軸馬がスタート直後に落馬

うんこがでません。

もう一回、トイレいってみよう。
それで出なかったらフテ寝して
夜中に出ることを期待しよ。