中島みゆきにビッグバンが訪れました。
これは自然の摂理で約束の地、神とは契約済みだったはずです。
私小説家がその域を超えて創作の世界に踏み出したと解釈します。
家を出てきてくれないかと あなたは いうけれど
私 できればあなたのことを 誰かに褒めて欲しかった
何も持たず出て行こうと あなたは駅で待つ
あなたの他はいらないけれど すこし さみしかった
夜は浅く 逃げる者には 足跡だらけの 月あかり
比べることが悲しいものも この世にあるよと 月あかり
親を捨てて 君をとると あなたは誓うのね
できれば私 あなたを産んだ人と ケンカしたかった
風は走る 風は走る いま来た道を抱き寄せる
あなたがいれば すべてだけれど それでも 私 ふりかえる
ねえ もう一度 言葉にしてよ 汽笛に消えぬように
ねえ もう一度 耳を貸してよ あなたを 愛してる
夜は浅く 逃げる者には 足跡だらけの 月あかり
ねえ もう一度 耳を貸してよ あなたを 愛してる
みゆき嬢の歌はフォークソングであり、シャンソンだったり、ムード歌謡だったり、
劇団四季だったり、ド演歌だったり、不思議です。
ある時期にその世界がどーおーんと拡がります。
それがオールナイトニッポンなどのデスクジョッキー経験に関係するのかどうか?
その極めが「ファイト」ではないでしょうか。
この歌はしみじみとします。若い頃、ちょっとワケありで、こんな感じでした。
若かった頃は恐いものはありませんでしたが、不安はありました。