知人にすすめられて『ウェブ進化論』を読んでいます。
今世紀の新たな革命の指針のヒントがここにあるとのことです。
自分なりに咀嚼できたら、記事にしたいと思います。
NHKで石油に変わるエネルギーとして「エタノール」を紹介していました。
南米のサトウキビがコスト面で米国のトウモロコシ、欧州のテンサイを凌駕するようです。
エコロジー的にも地球にやさしいので大変結構なことと思います。
日本の少子化というのは大きな問題のようです。
日露戦争に勝利した最大の要因は日英同盟締結にありますが、
この頃のイギリスは大英帝国として世界の覇者でした。
ところが、その実体は「大いなる鬱」という低迷期に突入していたと指摘されています。
経済や国力が最高潮にみえる状態で「大いなる鬱」という閉塞感に冒される。
その後、70年代から80年代のアメリカがそれに苛まれ、
現在の日本がその状態なのだとか。
その要因は「中国」と「少子化」にあるとされます。
経済の発展が「金融」というものに支配されて、実質的な姿が見えません。
製造業という目に見えるものよりも数字という記号は世界を支配しているようで、
妙な気分になります。
リストラを叫び、効率化を最大の目標にしながら、少子化を嘆く。
国民はただ納税のためのブロイラーのようです。
TV(民放)は無料で映し出されますがCMはすべて「購入」をすすめます。
商品をサービスを安心を
広告というものを最大の売りにするインターネットに対しても
そんなに広告して購入する人たちがこの先存在するのだろうかと不安にもなる。
南米のサトウキビによるエネルギー産業の活性化は労働者の雇用問題の解決に
効果があったようです。貧富の格差という問題の凡例として参考になります。
「人が働く場所とは」を考えさせられました。
原油高という問題から「エタノール」の普及。中東問題。
そう思えばすべてはシナリオに基づくものだったように思えてきます。
21世紀の前半に起こるという新しい経済革命とは何でしょうか?
歴史的に、それもバブルとして終焉する宿命を背負っているようですが、
できれば無機質なものではなくて人間の関わるものであって欲しいと思います。