御盆、そして、終戦記念日。
みなさんはどうお過ごしでしたか?
今年は当日に小泉首相の靖国参拝があって、例年以上の騒ぎです。
読売新聞でも二日に渡って大特集を組んでいて、興味深く読みました。
そのときは色々と思うところもあったのですが、
メディアの報道を読み、聞くうちに、
知らなかった事実や「こんな考え方をするんだぁ」とかあって
書き込めなくなってしまいました。
色々な考えはあっていいのだと思います。
私は戦争は反対です。
そんなことは当たり前で、誰もいいとは思っていないでしょう。
ただし、先の戦争を戦犯だけに責任を押しつけるのはどうかと思います。
それは軍人や官僚、政治家だけでなく、被害者とされる国民すべてに言えることだと、
私は考えます。
また、靖国神社サイドの「分祀は無理」の意見というか理論は興味深かったです。
だったらなおのこと分祀にすればいいのになあ。と思ったのですが。
読売の特集では、広田弘毅は責任重大とのことでした。(鈴木貫太郎もダメ)
広田弘毅を描いた城山三郎の『落日燃ゆ』は結構感動しました。
見沢知廉の『天皇ごっこ』に
また、日本人は天皇が大好きな国民とも指摘していました。
私も今の天皇好きです。
「右翼も左翼の非常に似た存在に変わってきた」というニュアンスがありました。
明治の頭山満や杉山茂丸は国粋主義者・右翼と捉えられていますが、
はて? 右翼ってなに?
明治人に対してそんな枠組みはめるとみ~んな右翼・国粋主義者になってしまいます。
明治維新なんて尊皇攘夷ですからね。
猪野健治の『日本の右翼』を読んでみてください。
現在の右翼がどういう風に変容してきたかがわかります。
靖国問題を通して色々議論されることはいいです。
私は戦争は反対です。
こんな当たり前のことを前置きしなければ自分の考えを言えない不自由こそ
頭の痛い問題だと考えていました。
色々な考えはあっていいのだと思います。
が、討論形式の番組でそれぞれの主張を聞いていると
なんか次元の違うところで靖国と戦争責任問題を論じていました。
けれども、時間はかかりますが、国民が関心を寄せれば、
マスコミの対応も変わってきますね。時間がかかっていいと思います。
こればかりは、中国や韓国に感謝しなければなりません。
マスコミなんて恐くありません。
大切なのは国民が知ることであり、世論とは結構強いものです。
書き込まないつもりでしたが、結構書いてしまった。