あかんたれブルース

継続はチカラかな

千葉亀山で堪能した一泊二食付きの不思議な体験

 夏休みも後、八日ほどですね。
 一昨年の夏、家族と妹と一緒に、二泊で千葉の海と山に行きました。
 最初の勝浦は綺麗で豪華なホテルで最高でしたね。天気はイマイチでしたが。
 夜、花火をしようと海岸で私が夜道の溝に落ちて波にさらわれる。
 ずぶ濡れ。持ってた花火もパー。これが第一日目です。

 翌日、舞台は千葉亀山。今度は山でリベンジです。
 妻がネットで「自由学園」「自然教室」「NPO法人」「太陽の里」
 なってキャッチフレーズで予約した民宿。
 小学1年生の息子には最高じゃないか! だったのですが。
 県道から坂を上って引っ返せないその場所についた途端。
 いやあな予感というか現実が、そこに在る。

 なんかネットの写真のイメージと違う。っていうか「きたない」。
 いや、そんなことを気にしちゃいけない。なんたって「自然教室」
 素人っぽい、いや、素朴な御主人が笑顔で迎えてくれます。「太陽の里」
 しっかし、この民宿、不思議な建物で、リサイクルハウスというか、あっ、
 壁一面にドアが4つも! どれが本当のドア? それとも全部?
 奧の方の母屋?が客室か? 「一階でも二階でもどちらでも両方でも」
 使っていいそうです。と、通された一階の部屋に入った途端
 「ぎゃーっ」(妹)「ガャーッ」(妻) でっかい蜘蛛がいました。
 御主人はニヤリと笑って殺虫剤をかけてくれました。
 まあ、これも自然だ。山の中だもん。(一応俺も九州出身だし)

 こんなところで一晩過ごすの?
 嫌な感じです。しっかし、不思議な建物というか造りです。
 奧を探検してみました。息子は興味津々。
 しっかし、汚いなあ。これで客商売よくするね。廊下のつきあたりにトイレ。
 おっ、水洗だ。ちょっと安心。ん、内側のドアに張り紙が、ドアの開け方?
 親切に手書きで図解付き、ん、最後の文面、、、?
 「それでも開かなかったら大声を出す」(何?これ????)

 風呂場、汚いな~あ。ゴミを拾ってゴミ箱へ。中を開けるとゴキブリが二匹奧の方へ潜る。

 浴室はどうなってるのでしょう。、、、!
 おい!鯉の水槽じゃないか!(庭の池用のでかいヤツが湯船に仕立ててあります。)
 自然風呂って、、、確かに露天風呂とか温泉とかの表記はなかったけど。
 
 はは~っ。これは、この建物は廃材を活用しているんです。「自由学園
 そして、現在進行形でこの「太陽の里」は進化し続けている。イキテイル
 お風呂場の先にはもう二棟が工事中のようです。マダ、ツクルツモリ?

 そして、さらに奥に進むと(本当に探検。息子がグッと私の手を握る。力が入ります。)
 カサコソカサコソ、天井の方?どこからともなくカサコソカサコソと音がする。

 奥にはさらに二部屋。汚い。色々なガラクタ、いや、骨董品。敷きっぱなしの湿った布団。
 
 いやだなあ。こんなところで一晩過ごすの? つづく