あかんたれブルース

継続はチカラかな

良識とプライド

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 前記事からの続き
 
 阪神大震災のときそんな暴動デマ虐殺行為はおきません。
 それどころか全国からボランティアが被災地を目指します。
 普段は脆弱とか批判するのですが日本人の民度の高さがそこにあるの事実です。
 たとえ一部であっても。
 これは東京ディズニーランド香港ディズニーランドの違いであり、
 (割り込みとかで喧嘩が絶えなくて大変のようです。とほほ)
 亀田戦の判定に対して、相手国に2000通の謝罪と理解のメールを送信する日本人の良識です。

 石原新太郎は民度が低いと他国を指摘しますが、
 本当はこんな日本人も100年前は紳士が列車の共同水道のコップを盗むほど
 大した民度じゃなかったのです。

 100年の間に優越感と劣等感に揺り動かされてきた日本人ではありますが
 この民度、良識はそのままにして、なんとか
 優越感への暴走。劣等感の自虐閉塞。を阻止・打破したいものです。
 どうするか。まず、歴史に興味を持つこと知ることからではないでしょうか。

 私が利用する東京メトロ千代田線にチョゴリを着た女子高生をよく見かけます。
 屈託なくコロコロ笑う彼女たちの会話が耳に入ってくる。
 「それでね、うちのオムニがね、、、」
 私はそれを聞くともなしに、ぼんやりと車窓から荒川を眺めては
 彼女のたちの制服をカッターナイフで切る馬鹿を思いだして、腹を立てるのでした。

 差別はなくならない。イジメもそうです。
 でもさ、それをやることって恥ずかしいことなんだという良識だけは
 原則論ではなく自分自身のプライドとして、持っていたいものです。
 日本人の8割。あとの2割は捨てておくんでしょうが。8割でなんとかなる。
 テレビ・マスコミも変わりますよ。すぐ。即、変わりる。
 
 「中庸」という言葉が昨今馬鹿にされ、はっきり白黒つける論理が流行りです。
 そっちのほうが小気味いいし、面白いですからね。
 でも、私たちはタレントでもなく学者である必要はありません。
 自分の考えのスタンスをしっかりさせて、沢山の意見に耳を傾けて、自分なりに咀嚼する。
 世の中は玉虫色で善悪では理解できません。見る角度でまったく違ってくる。
 それを面倒と思わないで面白いと考えるのが健全だと思います。趣味の延長として結構。

 ちょっと説教がましくなったかなあ。と思わないでもありませんが、
 しょうがない。オヤジですから。