さて、『土壇場でこそ発揮される「バカ」力の効力』
だいぶ暴走気味ですが、馬太郎は本日、祭りで御輿を担いできます。
それもあって、昨夜更新して毎日アップは大丈夫なのですが、
できれば今週末を使って一気に「バカ」力への核心に迫りたかった。な
祭りの御輿の話
私たち地方出身者は都会で生活していても根無し草のようです。
何年その地に腰を据えてもよそ者にかわりはありません。
と思っていました。
祭りの季節になると遠巻きにそんなことを思いながら御輿を眺めていました。
ある地元の人間との付き合いから祭りに参加出来るようになったのが5年前でしたか。
といっても一駅先の地区で「よそ者」にはかわらないのですが。
地域の、つまり町内会とか自治会の方々とその時だけでも同じ輪の中に入れる感覚は
新鮮であり、正直なところ嬉しいです。
若手と長老爺との不思議な役割分担や信頼関係があって、いいものです。
御輿は重いです。
けれども、持ち上げようと思えば御輿棒の四隅を四人で、いや二人でも持ち上げることは可能。
その御輿を20人、30人で担ぐ。
人数が増えれば軽くなるはずなのに、これが重い。
御輿とは不可解なものです。
ある距離を重い荷物(御輿)を持って移動する。
通常ならば、如何に効率よく楽に運ぶかを考えるはずですよね。
御輿はそうではありません。「速い速い」という注意が一番多いんです。
「声が出てない」とか、黙って目的の遂行なんて存在しないのが御輿です。
疲労困憊で頭上を見上げると御輿の躍動する姿があります。
なんの生産性もない非日常がそこにある。
わけの分からない興奮。
愚か者の船、揺れる。
彼らが勇者になる日
勇者たちが揺れている。
人間と祭り。祭りって何?
今年もその答えに探しに行ってきます。