ヒッポさんの町内ゴミ出し問題から
トンでもない暴走機関車になってしまい、紆余曲折を経て、軌道修正するのに
一週間以上を有してしまいました。
息抜きに「酒の肴」の続編の御約束でしたので、やります。
お題は「超B級」でした。
酒の肴の究極を探ればキリのない楽しい話ですが、「超B級」。
なぜか、中島らも『今夜、すべてのバーで』の牛丼屋(多分吉野家)のシーンです。
アルコール依存症の主人公(らも自身なんでしょうね)が
病院を抜け出して牛丼家でカップ酒を飲むシーン。3杯だったか5杯だったか7杯だったか。
つまみの肴が、あの、紅ショウガ(涙)。
店員の白い眼差し。
「オオカミに~い、なりた~い~い~ん」と謳ったかどうかは定かではありませんが、
たまに牛丼屋のカウンターに座ると「お酒は何時から」とか「何杯まで」とかの
注意書きに、在りし日のらも氏の姿を想いおこします。
司馬さんの『燃えよ剣』だったか『新撰組血風録』だったか、
江戸に道場を構えた近藤勇は門弟にもらい物の酒を毎日振る舞います。
酒はもらい物だからあるけれども肴を買う金は、ない。
そこで出されるは、沢庵! 毎日、沢庵!
流石に門弟達もこれには辟易して「まるで糞のようじゃな」と。
また『坂の上の雲』では秋山好古が沢庵のしっぽをかじって水筒の中国酒(安酒)を呑む。
飯は喰わないでこればかり。戦場の真っ直中で水筒を掲げて呑む好古。
カッコよかったですね。沢庵のしっぽにも憧れたものです。
名優・金子信雄は私生活でも好色・美食家でした。
生前東ちづるとの料理番組で究極の「超B級」酒の肴を紹介しておりました。
それは、なんと、米粒。
米粒を20粒ほど小鉢に入れて醤油をかける。ただ、それだけ。
箸で一粒一粒つまんで肴にするそうです。究極やなあ。
私が若い頃、先輩の家に遊びにいきまして、場所は方南町。
ここは「俺達の旅」のロケがあった場所です。あの神田川沿いに中村雅俊が下宿していた
食堂のアパートなんかがありまして、すっかりショック。吉祥寺じゃなかたのね(涙)。
帰りに酒屋でサントリーホワイトとマルハの魚肉ソーセージ一本づつ購入。
水なし、氷なし、マヨネーズなし。ウーロン茶なんてまだ発売されていない。
呑みました。ピッチも速い。酔っぱらった。あのソーゼージ旨かったなあ。
そのとき、確かに人生を語ったはずですが、忘れました。
吉祥寺といえば以前行った日本酒専門店で御主人が酒のうんちくを語ってくれました。
(主人談)酒にはね、男酒と女酒があって、辛口ですっきりしたのが男酒。
女酒ってえのは、そうですねぇ、三日風呂に入っていない女性の肌の香りってとこでしょうか。
ぶっは!(←これは馬太郎)
待合いの酒の肴で究極の「超B級」は梅干しに味噌だったか鰹節だったか両方だったか
混ぜくりまわしたので、名前は、、、忘れました。結構嫌われメニューだったそうです。
全部忘れてるじゃないか!
さて、究極の「超B級」酒の肴!
酒は生酒、升酒です。その升の端っこに荒塩をちょいとのせて。
そうです。「巨人の星」で星一徹が飲んだ究極の美味そうな酒と肴。
塩じゃ!