「大いなる鬱」という言葉を御存知ですか?
ディプレッション[Depression]という単語には
不況、不景気、恐慌のほかに、「鬱」という意味があります。
19世紀末から20世紀の初め、大英帝国は「大いなる鬱」に陥り、
ベトナム戦争以降のアメリカを「大いなる鬱」が苛みました。
そして、今、この日本がその真っ直中にあると言われています。
「大いなる鬱」の状況は20年続くとされています。
私たちの国と社会、組織と家庭、そして、私たち自身が「大いなる鬱」の中にあります。
これが土壇場です。
その発端はバブル崩壊の事後処理に、多くの経営者が問題の先送りをした。
そのことが原因のようです。
つまり、そのとき、日本にも、企業にも、余力があったのです。
それらの責任者はその余力と保身から本質を見誤って、問題を先送りした。
けれども、いまさら、それを言っても仕方がありません。
それよりも、私たちは、今、この状況下で自分自身の立場が途方もない土壇場であることを
確信しなければいけません。
そして、今世紀初頭の30年間に、私たちは新たな産業革命の洗礼を受けると言われています。
具体的にそれがどのようなものかは誰もわかりません。
けれども急激な社会変動は再び私たちの生活を窮地に追いやることは確かでしょう。
土壇場のバカ力
土壇場は特別な人たちの特別な状況ではありません。
今は、みんな、土壇場なのです。
自分さえ良ければいい。泥船でほくそ笑む愚か者よりも
今、此処にある危機を感じる時なのです。
そして、それを、あなたのバカ力で乗り切るしかないのです。
さて、今回のイラストは馬太郎が敬愛してやまない、桜雨・画尉!
との記念すべきコラボレーション作品第一号。タイトル「バカ力」(原価29万8千円+税別)
桜雨氏の絵をもっと堪能したい方は、http://blogs.yahoo.co.jp/args700 へどうぞ。
青犬が獲ったものとは何か?