現在の科学は欧米のキリスト教系の科学が主体のものです。
19世紀から20世紀にかけて欧米は植民地主義から世界に侵略と布教を進めました。
東洋や中東やアフリカ、南米にもそれとは異なる形で文化や科学は存在しました。
それらは宗教との結びつきが必然のようでもあります。
イスラム教国家にもイスラム文化・科学が存在しましたが覇権が変わると、
それをすべて否定破壊し尽くすので受け継がれずに衰退したと聞きます。
インドから中国にもそれはあります。仏教が主体でしょうか。
気功や鍼灸などはいまでも身近です。老荘思想などもそうですよね。
孫子の兵法はアメリカの経営学でも研究されているようです。
で、日本に鍼灸術なんど医学などが伝わったのが6世紀頃だといいます。
同時に奇門遁甲などの占術や兵法、呪禁術も入ってきます。
阿倍晴明がやってますね。あれです。
製鉄や針なんていうもの五行の「金」として呪いに欠かせないものだったのでしょ。
藁人形の丑の刻参りとか戦時中の千人針もその名残りだそうです。
東洋占術は先天的なものを占う、そこから未来を占う。というものと。
運命を変えるとか相手を呪うとか黒魔術的なものの2種類があります。
前者が算命術で陰陽五行の論理で生年月日で運命を知ろうとするものです。
後者は九星で方位学などですかね。気学です。最近は風水として人気です。
生年月日で運命が分かるのでしょうか?
東洋占星術とは別に西洋占術ではホロスコープなどで星の角度で占います。
しかし、ここで疑問なのはホロスコープは精密ですが誕生日が近いと、
たとえば一日違いだとその性格も似てることになります。
まあ、12星座で分けて乙女座の人は教はラッキーといっているくらいですから。
でもその根底の理論の核として誕生日が近いと性格や運命が似てしまうのか?
それはない。ないなあ。絶対ないなあ。性格は似てるかもしれないけれど運命は別でしょ。
そんあこと言ったら同じ学年で誕生日が近い人って結構いましたよね。
私が上京して数十年、現在東京にいる同級生は皆無で新ちゃんだけが一応埼玉。
同じ誕生日とか双子なら分かるのですが、とにかく西洋占星術はどうも信じられない。
で、その点から東洋占星術の算命術はどうかというと、
誕生日が一日違うと、まるっきり違った性格になるんですね。
そのぶん、陰陽五行説の算命学のほうが信憑性が高いのでは、と私は思うのです。
「節」の話からシュタイナーに行って陰陽五行とめまぐるしいのですが、
人間の性格とサイクル論に展開させていく予定です。