「この世の法則」という考察から中国の暦、占星術、そして「節目」と語って、
話はさらに横道に広がります。すぐ戻します。余談です。
私は相場の罫線(チャート)と人間の運命の罫線には類似するものがあると考えています。
チャートの歴史は比較的新しく大正とか昭和初期だと聞きました。
株式投資をやる人なら御存知でしょうが、チャートには陰線と陽線があります。
例によってここでは細かい解説は省きます。ここにも陰陽があることがポイントです。
同じ相場のチャートでも日足、月足、年足とファクターを変えると形が変わります。
これがチャート信奉者の悩みでもあり望みにも変わります。
上の図はユニークなチャート理論を提唱する川口一晃氏の「ペンタゴンチャート」の例です。
川口さんはこの五角形を使ってチャートの方向性を予測しようとしています。
神秘図形のことは以前お話しましたね。
なんかオカルトチックではありますが、その筋では有名な話と人です。
問題はこの五角形の大きさが時(結果)によって変わるということでしょうか(笑)。
株でも競馬でも必勝法を導き出そうとみんな必死なんです。
欲と道連れ、現代の錬金術ですかね。
けれども、だからといって、川口氏のペンタゴン理論をまったく馬鹿にはできない。
チャート自体がそのファクター(日足、月足、年足)を変えることで
形を変えるわけですから、ペンタゴンの大きさが変わって不思議はありません。
問題は理論的に科学的に立証しようとするあまりに、答えを急ぐために、
無理してひとつの枠組みに入れようとするから矛盾が生じる。
アナリストや投資家がそれを抱いて失敗するサイクル論がその代表的なものです。
相場は生きていて、人間も生きている。そう簡単に単純な法則にはならない。
私が中国暦やその「節目」の哲学に興味を持つのは、
2進法や10進法や12進法以外に27とか21とかの節目を古代中国人が考えたこと。
前者は今現在でも私たち生活に密着に関係しています。
そして後者はそのほとんどが歴史から抹殺されてしまっている。
けれども、歴史を考察していくとその足跡が至るところに残されているのも事実です。
導けない答えのために今あるカードだけで答えを出すのは間違いです。
これは役所の縦割り行政と変わりません。
東洋も西洋も含めて、歴史、宗教なども含めて、相場の動きも入れて、
ごった煮の寄せ鍋にしてしまうのが馬太郎鍋のレシピでしょうか。
問題は尺度の取り方が分ければもう一歩先に進めそうなのですが、、、。
ま、これが解ければノーベル賞ですね。
村上春樹が先か、馬太郎が先か (おい!