細木数子はどうでもいいんです。
長くなったので、いったん区切るオチに使いました。
中国人の暦や占いとかのお話をしましたよね。
彼らは人間の一生をサイクルとして考える。輪廻ですね。
ところがこれは本場インドの仏教とはちょいと違う。
以前も書きましたが、インドではその人一代限りの人生という観念ですが、
中国では一族という因縁をくっつけています。日本にはその形で渡ってきました。
先祖の霊とかお墓の考えはそこからです。
別に、いいんですよ。先祖の霊を大切にしたり、お墓を大切にすることは。
だけど、その因縁で高い判子や壷売る奴もいますからね。
まあ、その話はいいとして、
「中国の一族因果興亡論」これは私が勝手に付けた名称ですが、
中国人は一族郎党で栄華発展するという発想がります。
だから非常に結束が強く、援助や情にあついですよね。一族同族間で。
その悪い例は、誰かが栄達すると一族郎党が集まってくる。
中国の歴史はみんなこれです。そして、腐敗。民衆怒る。頭に色鉢巻きして反乱。
革命成功。そして、腐敗。民衆怒る。頭に色鉢巻きして反乱。の繰り返し。
まあ、これに宦官が加わるぐらいのものです。
干支とか陰陽五行など凄い理論を編み出しましたが、自分たちの編み出したサイクル論に
はまっているのも中国3000年の頭痛三昧です。4000年とはしないよお。
ただ、家系での興亡があるのは確かだと思うのです。
算命術では親子三代を占ってはじめて、その人の運勢が分かるといいます。
これは案外に説得力があって、私は最近その事とあの事が合致したところです。
たとえば、現在の世界の実力者はアメリカですよね。良い悪いは別として。
でも、世界史をひもとけば、世界の覇者は、、、。
ローマ帝国(イタリア)だったり、ギリシャだったり、オスマントルコだったり、
はたまたモンゴルだったり、ナポレオンのフランスだったり、大英帝国だったり、
スペインとポルトガルだったり、ドイツ帝国だったり、もっと前はアフリカだったりしたかも。
ま、言わんとするところは国と民族には興亡の罫線があるということです。な。
中国人はそのことを見いだして、一族の興亡に当てはめた。苗字がそうですよね。
姫姓とか。あと、歴史が下れば李姓は孫姓はとかなのでしょう。
勝利の後に一族を根絶やしにするのもそこに要因のひとつがあるのかもしれません。
たとえば、セコイ話になりますが、
貧乏な家に育った地方出身者の18歳の青年と
裕福な都内在住の18歳な青年じゃあ格差、かなりデカイですよね。
まあ前者が立志伝中の人物になったり、後者が道楽バカ息子でひっくり返ることはあったとしても。
これが家系の興亡罫線です。
だから、算命学では親子三代を占うとしたわけですね。なるほど。