あかんたれブルース

継続はチカラかな

ツボと聖地と祟り場と「キズモノ」不動産物件

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 ツボの話の続き
 人間の体には色々なツボがありまして、それを刺激することによって体の不具合が改善される。
 池波さんの『仕掛人・藤枝梅安』も表の仕事は鍼灸師でした。
 そのツボが集中しているのが足の裏です。昨今、足裏マッサージとか流行りです。

 人間にツボがあるように地球や日本各地、各場所場所にツボがあって社寺仏閣が建立された。
 祟り場などもそれにはいるのではないかと記事に書きました。
 私はよく芝・増上寺に立ち寄りますが、本堂の中で過ごす時間は「癒し」を感じます。
 こういう場所では不思議な霊気のようなものを感じるような、、、。

 さて、この間。ある漫画原作者と編集者と飲んでいた時の雑談です。
 以前、平将門のお話を題材にしたときに、大手町の将門の首塚へ関係者一同でお参りに行った。
 ところが、この編集者以外のすべての関係者は病気や事故等で祟りを受けた。とか。
 よくある酒場の与太話です。

 映画や舞台などで、
 たとえば『四谷怪談』とかに関係者スタッフがお参りに行ったて話よく話題になります。
 信濃町駅近くの左門町にある於岩稲荷田宮神社がそれです。
 私は若い頃、地下鉄四谷三丁目駅の出口にあるお岩観音。
 これはスーパー「丸正」の建物に埋め込まれていますが、この前に立つと頭に水滴が落ちる。
 という怪奇現象に悩まされました。勿論、晴れた日にです。しかも、いつも。。。。
 原因は屋上のクーラーに関係ありそうですが、いまだに謎です。きゃー

 と、冗談はさておき、『四谷怪談』は江戸時代に鶴屋南北という芝居作家が捏造した芝居台本。
 ホントのお岩さんは夫婦仲もよく立派な夫人だったそうです。なんで、祟るのか?
 将門にしても何で関係ない現代人に祟るのか不思議でしょうがない。
 芝居やネタにするから怒っているのでしょうか?

 そのヒントがどうも京都にあるようです。
 この観光地では至る所が「聖地」と「祟り場」だと言われています。
 全国で此処だけ、交差点の横が聖地。向かいが祟り場、向こうの信号の横が聖地。
 てなぐあいで、もの凄い数。これおかしいとおもいませんか? まさか日本の足の裏?
 まさか。
 聖地は別として、祟り場はどうもその多くを人間が作っているようです。
 それを作った人たちは何かやましいことでもあったのでしょう。
 将門だって、そんな悪い人じゃないようですよ。時の権力者にタテついただけです。
 菅原道真もそうです。権力闘争に敗れて左遷されました。
 京都の歴史の古さが聖地と祟り場を作っていったんでしょうかね。

 フロイトは夢の中に欲望がすべてが集約されているとしました。屁の役にもたちませんが。
 けれども、ユングは人間の想念がやがて現実となると仰いました。これは恐い。
 つまり、恐い、恐ろしい、祟られると思っていると本当に祟られるんですね。
 というか、そんな所には例の「電波系」が集まれるのかもしれません。とびっきりの不良が。

 不動産関係者なら物件の「キズモノ」という言葉を知っているはずです。
 祟り場は今なお増殖していっているのかもしれませんよ。



 将門の首塚は写真「東京日和見生活」より拝借しました。
 http://tokyoseikatu.jugem.jp/?eid=53
 お岩稲荷は「不思議の国の散歩者」から拝借しました。
 http://www.h2.dion.ne.jp/~frenzy/index.html
 足ツボは、、、。オフィシャルだったからいいや(待て