あかんたれブルース

継続はチカラかな

親を思う気持ち、子を思う気持ち、大切な気持ち

 煩悩、躾や教育、因果律などなど、、、。

 一応はこれまでの流れから一回こんな記事をと目論んではいましたが意外な反響でした(汗)。
 どんな子供でも我が子は可愛い。育児は大変だけど楽しい。そんなに楽しいものなら、
 子育てを母親だけに託すなんて、もったいない! 男性諸兄も大いに参加しましょう。
 できる範囲でね。

 うちの子が一歳くらいの頃、乳離れという人生最初の苦難に遭遇します。
 育児書やマスコミはこれぐらいを目安としますが、割合世の親たちはそれに左右されます。

 母親のオッパイには子供の成長だけでなく免疫力というものを与えるそうです。
 母乳が出ない場合は仕方がありませんが、粉ミルクの方がいいと宣伝された時代もあったとか。
 胎教含めて、様々な育児知識や情報が氾濫しています。

 彼が乳離れを一晩で達成した後、離乳食として草加煎餅が重要な主役を果たします。
 妻や私が、かみ砕き口の中で柔らかくしたペースト状のそれを彼は好んで食べました。
 小鳥が親鳥から餌を催促するように、その営みは唇と唇が触れる愛のリレーのようです。はは
 大きく深い想い出ですね。

 ところが数年経って、あるテレビで子供を虫歯にしないコツは口移しをしない事と戒めていました。
 私はその事実を知って途方に暮れます。知らなかった。後悔あとにたたず(涙)。
 
 先日、愛すべきお友達「はるさん」のお子さまに歯が生えてきた記事発見!
 それを思い出して急いでコメント! 間に合って
 ところが彼女、先刻ご承知。そのうえ確信犯で「口移し」やっているそうです。
 「いいのよ、馬太郎さ~ん」 はるさん、素敵だ。母親、親の愛って素敵だ!
 
 親思う 心に勝る 親御心

 これは吉田松陰が死に臨む辞世の句の一節です。
 若い頃、山口を旅したとき知り、気に入って口ずさんでいます。
 松蔭の母は確か我が子に13歳ぐらいまでオッパイを与えていたとの記述を後に知ります。

 モンゴルなんかでは大人になってからでもそうみたいですね。
 核家族化が進み、知識は情報としてのみ伝達されていきます。
 常に周囲と比べることで基準を作るしか我が子の成長を確認できない。
 私たちは常識という名の基準にいつも恐れを感じ脅えています。

 「いいのよ、わたしはこれで」

 親を思う気持ち そんな子供になって欲しいですね。
 その子が、それ以上の子を思う気持ち親の気持ちを知る。
 そんな親でありたいものです。


ブログが重くなるので画像削除。
(山本さんの個展告知も削除しました)