昔、北野たけしがビートたけしだった頃、
「ぐちゃぐちゃな女が好きだ」と言った。
この言葉には共感した。なあ
器用な女に気が行きません。たとえ、どんな美人でも心は明後日上の空。
不器用で本音で生きてて運命に翻弄されてぐちゃぐちゃになってる女性が好きです。
傷だらけってやつ。
それでも酒場で泣く女は好きじゃない。
そんな女は「そこ」では泣きません。
冷たい私、なぜかその瞬間から二の線に変身。いつでも変身パンツを常備する大人のたしなみ。
変身!(画像参照。昨夜晴男さんが送ってきてくれました。)
その瞬間からすっごく冷静に頭は冴え渡り涙の底の瞳をのぞき込む。
店を出て「私の部屋に」とかなんちゃらかんちゃらでも、もう酒は醒め切ってるもんね。
君が探してるのは俺じゃないよ。なんちゃって!(よく書けるね感心するよ)
じゃあ、私がほだされる泣ける女って、何?
映画なら『カイロの紫のバラ』のヒロイン、セシリア(ミア・ファロー)かな。
いい作品ですよ。百文は一見に及ばないので説明はカット。観てください。
こんな女なら、泣けるよね。
昨日、『異人たちとの夏』でおゆき姐さんから厳しい詰問。
まるで、ネクタイを締め上げられてるような私。まるで、米国人類学の「指図する女性」です。
褒め言葉ですよ。『死の谷』のヴァージニア・メイヨみたい。グロリアかな
『異人たちとの夏』のもう一人の異人、名取裕子演じる謎の女性。
彼女も「傷物」で泣ける女の部類です。
主人公の気持ち、よく解ります。が、この映画の彼女との絡みのHシーンがなければ、
我が家で息子と一緒に観れるのですが、教育上少し早いわね。お願い後ろから(爆)じゃ。
初めて文庫本の装丁をしたのが23歳で生島次郎の『薄幸の街』。
そのせいか訳も分からず「女は薄幸に限る」なんて友人と盛り上がっていました。(若いな)
渋谷の焼鳥屋で延々2時間、妻も一緒でしたが最後に彼女がトドメをさします。
「ところで、ハッコウって何?」(爆!) わかんないで話に参加してのか?君は!
みゆき嬢ならマリコ、浅田の次郎さんなら『天国までの百マイル』のマリ、
女盗賊プーラン、島倉千代子、半場利一ならロッテちゃん、30代までの冴子、
マリリンにビビアン、おいどこまで続くんだ!
浅川マキが『新仁義なき戦い・組長の首』で野良犬・文太と魔性のひし美ゆり子の
掛け合いで歌います。(ひし美ゆり子ってウルトラセブンのアンヌ隊員ね)
暗い 酒場でぇ 泣いてる女に 声をかけては いけない
日本映画の古典の名作に「出来心」っていうのがあるそうです。(検索しても資料がでない)
昔、NHKのリメークドラマで藤岡琢也(死去合掌)が好演しました。(柳川鍋が印象的)
遊女かなんかの多岐川裕美を長屋住まいの藤岡琢也が助けるってお話。(誰かレスキュー)
まあ体ひとつですからね。寅さんみたいにはいきません。現実は
世帯者に迷いは厳禁。若者は、荒野を目指せ。