あかんたれブルース

継続はチカラかな

贈り物と縁起物

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 これまで色々なものを贈られました。愛とか。
 でも中には厄介なモノもあります。

 私の場合のそれは、母親からの故郷からの愛の詰め合わせ。
 上京してからずっとそれで悩ませています。最近は少なくなりましたが、例のお土産攻撃です。
 とにかく、大量なんです。
 ラッキョウとか豚味噌とか壷漬けとか味噌ゴボウとか薩摩揚げとか蒲鉾とか。
 若い頃ってそんなの食べないでしょ。
 外食が楽しいし、自炊もあんまりしない。それに自分の部屋に帰って来ない。

 結局、腐らせて、捨ててしまう。胸が痛みますよ。食べると腹が痛みます。
 もういいよ。と、言っても送ってくる。ああ、愛が重荷だよん。

 それなのに、「最近旨い干物喰ってないなあ、なんか干物送ってよ」とやっちゃった。

 失敗でした。
 それならスーパーで買えばよかった。そして、来ましたよ、小包みで。
 来たトタン凄い臭い。郵便屋さんゴメンナサイ。
 しっかし、何が入ってるんだ? まさかクサヤでも?

 あ``っ !

 鼻つまんで、中を開けたら。。。 干物4枚と一緒に腐った生の魚が。。。
 一緒に詰め込まれていたボンタン飴とか兵六餅とかもゲロゲロ。全部ダメ。
 なんで、こんなことしたと思います? 

 母の言い分。

 「私は息子の要求を満たすために近所の鰹節製造工場へ行きました。
  生憎、その日は4匹しか手に入らなかったのよね。4じゃ縁起が悪いでしょ。
  かと言って、3匹じゃあねぇ。少ないし。だから、ね。」

 だってさ。信じられるますか。アフリカかどこかの部族だよ。
 ぶうぶう言ったら。「はははは」って笑ってましたよ。
 これが私の母親です。当時まだ50代です。

 日本人は縁起を担ぎます。特に数字ね。奇数とか好きです。
 ラッキー7とか八は末広がり。反対に四は「死」を、九は「苦」を連想するのか。
 駄洒落ですね。また洒落が好きな民族なんですよ。
 ついでに舶来の「13」も嫌だ。ユダが十三番目の弟子だったあれ。正に和洋折衷。
 「ダビンチコード」が本当ならどうするんでしょうね。
 教会は否定してるということですが。