すみません、目が腫れて、ほどほどにと思っていたのですが、今し方の「報道特集」を観て、
どうしても、書き込みたくて、書きます。
内容は教師が立ち上げた子供の死体HPの問題です。
想像力の欠落に関しては以前からこのブログでも指摘していましたが、酷すぎる。
話を一年前にさかのぼらせてください。
私の息子のクラスの父兄会で担任の教師があることで嘆いていました。(私より年下の女性)
クラスで交通事故注意の教育としてビデオを鑑賞があったそうです。
その授業中に数名の生徒が内容を観てふざけていたのが原因だそうです。
ビデオは自治体が制作したもので再現ドラマ形式です。なんとなく想像つきますよね。
私達自動車免許を取得する者ならばそのままの映像でなくても免許書き換えの講習等で、
生々しい交通事故の報道写真をみせられた経験はあると思います。
子供には刺激があるとして、安っぽい虚像がそこにあったのでしょう。
私は、むしろ、そこにリアリティーの無さが子供をふざけさせたのではないかと考えました。
したがって、その教師に対して、その憤慨と嘆きは的はずれであると思ったわけです。
その点に関しては、いまでもそう考えています。
私は、映画でも書籍でもそこにリアリティーがなけでば評価しません。
でなければ、真実は見えてこないと考えています。
黒澤明でも深作欽二でもその作品にはリアリティーのエッセンスが施されていました。
さて、それはそれ、これはこれです。
人間の死は大きな問題です。
ましてや、その当事者の遺族の心の傷は到底、推し量れるものではない。
これは想像できることだと思いませんか。
にも関わらず、これらの映像を、無断で、興味本意でHPにアップさせて、
一部の愛好家の興味をそそらせている。しかも犯人は小学校の教師だという。
この教師は自分のしでかしたことを著作権違反の範疇でしか認識していなかったいう。
そのモラルに対して、報道スッフから問われて、ようやく翌日HPを閉じたそうです。
あ然、愕然、、、。
勝手に自分の最愛の子供の死の写真を掲載された親の気持ちを想像できなかったのか。
たとえば、飲酒運転とかの是正のために、子供たちの交通事故に注意を呼びかける意図として、
ご家族が積極的に協力するのなら大いに理解もできるし、賛同のできますよ。
仮に、そういうものがあったとして、勝手に転載流用して悪用する者がいる。現実がある。
想像力の欠落は笑い事ではないのです。
罪の軽さ重さの問題以前の問題。
実質的な傷害殺人と同様に、無神経な行為が人を傷つけている現実がそこにあります。
許せない。といってもどうしようもない問題だと警察はお手上げ。
自由とは何か、尊厳とは何か、プライドとか自尊心とは何か。と憤りを感じました。