あかんたれブルース

継続はチカラかな

彼女の生き方、跳ねっ返る

○みゆき嬢のララバイ(19)

酒と くすりで 体はズタズタ 忘れたいことが 多すぎる
別れを告げて来た中にゃ いい奴だって 居たからね

死んでいった男たち 呼んでるような 気がする
生きている奴らの 言うことなんか 聞かないが

彼女の人生 いつでも晴れ

そうさ あたしは タンポポの花 風に吹かれて 飛んでゆく
行きたい町へ 行きたい空へ 落ちると思えば 飛びあがる

浮気女と 呼ばれても 嫌いな奴には 笑えない
おかみさんたちよ あんたらの方が あこぎな真似を してるじゃないか

彼女の人生 いつでも晴れ

思い通りには 動かない 世の中なんて 何もかも
だけど あたしだって 世の中の 思い通りなんか 動かない

彼女の人生 いつでも晴れ

ああ 今日も また 裏街は うわさ話の 花盛り
浮気な風を 追い払え 裏切り者を たたき出せ

そうさ あたしは タンポポの花 風に吹かれて 飛んでゆく
行きたい町へ 行きたい空へ 落ちると思えば 飛びあがる

彼女の人生 いつでも晴れ


 まこちゃんから「みゆき嬢のララバイ」の督促状がありました。
 何にしようかなあと、考えてたら眼が腫れて遅くなってしまいました。
 それで、少々古いのですが初期の作品から「彼女の生き方」

 まあ、別に酒や煙草やケーキやましてや薬でズタズタじゃあないでしょうが、
 最近は食べるダイエットも花盛りとか、ねえ、はるさん。
 忘れたいときには「ミョウガ」を食べるといいですよ。歳とると忘れっぽくなりますが。

 世の中しがらみだらけです。
 情報というモノのおかげで、みんな物知りになりました。
 「いいひと」のパターンもしっかりインプットされてしまったようです。
 みんな健気に「いいひと」に成ろうと努めますが、応用が利かないので無理が生じます。
 みゆき嬢に学生運動の臭いは見いだせませんが、この二十代前半の頃に彼女は謂った。
 「裏切り者を たたき出せ」
 凄いね。いまだったらバカな大人は無責任に「許せ」というぞ。順番が逆で早いよ。
 まあ世の生き方パターンなんて気にせずに
 「私の人生いつでも晴れ」でいきましょう。
 そして、「行きたい町へ 行きたい空へ 落ちると思えば 飛びあがる」だな。
 決して、罰は当たりません。

 この件は後に「キーハンター理論」で解説します。
 また、明治ネタで横浜「富貴楼」お倉の話をケーススタディーとしますね。