こういちさんのブログで「なぜ歴史を学ぶか」という話題がありました。
その記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/koichi_cojp/44302468.html
高校で世界史が受験に関係ないから教えないという姿勢。
目的のためには手段を選ばない。なんかマカロニウエスタンみたいで笑えます。
「シビア」という言葉が流行ったは25年ちょっと前だったでしょうか?
あの辺りからクールは知的でホットはバカといった図式が完成したんでしょうかね?
何にしても私たちは流されやすい者たちです。
本当に冷静でいるには「知る」ことが大切だと思います。
黒澤明の作品で刀で斬る擬音は実際に牛や馬の肉を斬った音が使用されているそうです。
勿論、生きてる動物じゃないですよ。牛肉、豚肉、私の贅肉です。
『七人の侍』の最後の雨の決戦シーンで、
菊千代が10本近い刀を地面に突き刺して交換しながら戦っていたのが印象的でしたね。
上のスチールにも映し出されていますよ。
日本刀は世界で最も切れる刀です。押すのではなく、引く刀。
けれども、人間一人を斬ると血脂や骨によって、刃こぼれしてしまいます。
刀鍛冶は刀を作ること以外に刃こぼれを修理する「研ぎ」という作業が忙しい。
南京大虐殺で日本兵は大量の中国人の首を斬ったとされます。その数100万人。
それかが捏造だとかの話はちょっと横に置いて、(全部日本刀を使用したわけじゃないでしょう)
晴男さんから聞いた話です。
人の首をテレビ時代劇のようにスッパっと斬れるのはよっぽどの達人でなければ無理だそうです。
剣の心得があっても藁や大根を居合いで斬るのではない。生身の人間です。
勢いあまって地面を斬ったりとかで、大変な刃こぼれがだったとか。
太平洋戦争で沢山の刀鍛冶が軍隊と一緒に大陸や南方に同行しました。
メンテナンスが必要なんですね。
いま銀座あたりの刀剣店で「研ぎ」をお願いすると一寸3万円が相場だとか。
誤解しないでくださいね。残虐行為がなかったと言ってるんじゃないんです。
戦争には残虐行為はあるんです。それが戦争です。
非常に不経済なものです。
写真は「七人の侍を語る」より拝借
http://www.coara.or.jp/~otsu/samurai.htm
この雨には大量の砂糖が混ざられていたそうです。粘り着く臨場感はこうして演出されました。