また一年が終わろうとしています。歳とるなあ(涙)
今年のベストセラーは「国家の品格」(昨年からかな)だったでしょうか。
現在の拝金主義を批判し、情緒を重視し、武士道精神に帰れとの同書を、
いや、そんな問題じゃないよ藤原君。と、このブログでは批判しましたが、
なんともこの一年の事件を振り返えりますと溜め息ばかりで、
仲間割れしても仕方ないかとまた溜め息。安酒場で待ちわびる女給のようですわん。
金と利権、出世と肩書きと権力、力にモノを言わせることが現実の力学か?
でもね、もっと大切なものを忘れていませんか。
それは「信用」です。
目的のためなら手段は選ばない。なんてどこかの映画かドラマかマンガか小説家、
啓蒙本かを真に受けて現実主義者を気取るおバカさんも多いですが、
人間、信用を失ってしまったらお仕舞いです。
それを利権の配分でつなぎ止めようとしてもダメ。
金の切れ目が縁の切れ目でガス。
一番いいのは多少の損は覚悟で、そんな奴らに「お前なんか信用できないからダメ」って
三行半を突き付けてやれればいいのです。
でもそこにまた「それなら私が代わりに」とゾロゾロと次ぎが現れるから埒があかない。
勿論、その人たちにはその人たちなりの事情や論理もあるでしょう。
でもそれは御都合主義というものをはらんでいる場合が多いものです。
それでも、明治の頃の気骨のある日本人は信義を大切にしていたものです。
最近は利口な人たちばかり増えてきました。
人間が人間として、幸せになりたいのならば、
仕事だけでなはなく、家族にも、友人知人にも
世間体ではない「信用」というものを大切に接していきたいものです。
うっかり蔑ろにすると、とんでもないことになります。