全然、脈絡と季節感はないのですが、大阪万博の話。
コンニチハ、コンニチハ と三波晴男が歌った1970年のコ・ンニ・チーハ。でした。
家族で夏休みに行きました。寝台特急「はやぶさ」に乗って。
私乗り物酔いの酷い子でしたが、「はやぶさ」は大丈夫。
前に東京行ったときも大丈夫だった。余裕。で、バターピーナッツなんて食べてたら、
熊本の手前で吐いたね。
これから私の受難は始まります。
酒で酔っぱらって一度吐いてしまうと楽になりますが、
乗り物酔いで一度吐いてしまうとテンション下がって負け犬です。
後はもう黄昏て時々嗚咽嘔吐の繰り返し、車窓は涙でかすんでる。
大阪着いたよ。万博。暑い夏。大混雑。長蛇の列。気持ち悪い。
アメリカ館、ソ連館、日本館、大人気だから何時間も並ばないと入れない。目眩。
お茶を濁すようにオランダ館とかインドネシア館とか。それでも具合が悪い。
せっかく来たんだから日本館ぐらいには入ろう。月の石もある。と父。
で、私は並ぶのがつらいから近くの木陰で休んでました。そのうち横になってた。
そしたらさ、見回りの女性の人がきて「ボクどうしたの？」と。
私は事情を話して追っ払いたかったのです。うっとおしかった。それなのに、
私を医務室まで無理矢理連れていてしまった。心配した両親が後を追いかけて来ます。
で、医者がボク便はいつ出た？と聞く。
便？ なにそれ？ えっ、ウンコ？
そんなもの吐く一方だから出てないよ。吐く前だから一昨日の朝じゃないの。
ん、じゃ、浣腸しよう。
と、いうことで、私は無理矢理、大阪万博で浣腸されました。生まれて初めて。
1970年夏の想い出はそれだけが強烈であとがぼやけている。
私はあの木陰で休んでいたかった だけなのに、、、。
写真は「懐かしの大阪万博［別館］」より
http://kachimo.expo70.jp/
