あかんたれブルース

継続はチカラかな

暖める行為「熱燗」に幸せがあった時代

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 さて、正月そうそう困りました。
 休み中にブログの正月明けの記事を考えていて、「これやろう」のネタを、

 忘れちゃた。

 昨日のコップは「今年もあと362日」というギャグを使いたかったので
 どうしてもそっちを先に持っていく算段だったのですが、肝心の奴が思い出せない。

 メモしておけばよかったですねぇ(涙)。 

 そのうち思い出すこともあるでしょう。
 昨日から始動しましたが、実は二日酔いでクスブッていました。
 前日に武田さんから呼び出されてのプライベート新年会。
 その後に同席してたお客さんと駅前の居酒屋に梯子したのが原因です。

 武田さん宅で越後の地酒をだいぶ飲んでしまったので、そのまま日本酒で通しました。
 にごり酒と樽酒でしたか。冷や酒です。

 親の意見と冷や酒はその場にゃ効かぬが後で効く。

 といいますが、燗酒はその場で効きますよね。ぷっは~、と。
 冷や酒はグイグイ飲めるけど、後で翌日来ますね。おはよ~って。

 今は吟醸とか生酒とかで冷や・冷酒が主流ですけども昔はお酒を燗にする。
 つまり暖かいものが御馳走だったようです。
 落語などで「冷やでもいいかい?」というのは少しマイナスだけど、というニュアンス。

 古いNHKの大河ドラマ勝海舟」。
 前半、幕末の下級御家人の勝小吉(海舟の父)の貧しい生活が印象的でしたねえ。
 彼が友人の町人(たしか三遊亭円朝だったかな?)宅を訪問すると。
 お湯でもてなされます。お茶じゃない。寒そうな映像でしてね。
 それが何よりの温かい御馳走というか「もてなし」でした。印象的。

 井上陽水の歌に「なにんもないけど水でもどうです」っていうのは本当に何もないんですね。
 これは若者の貧困時代のシチュエーションだったのでしょう。
 
 まあ、砂漠地帯なら「水」は御馳走でしょうし、
 中国では生水は危ないのでホテルのポットには熱湯が用意されていました。
 マックが中国進出したときには氷の調達に苦労したんじゃないでしょうかね。
 最近はミネラルウォーターが普及流通してるのでそれほどでもないでしょけれど。

 人間の生活の中心には「火」があって、暖める行為に付加価値があったようです。
 暖かさのなかに「幸せ」を感じ得た時代があったようです。


写真はあまり関係ないのですが、「保温徳利・熱燗名人」という商品があるそうです。