あかんたれブルース

継続はチカラかな

不二家の問題と私たちの問題とペコちゃん

 不二家が大変ですね。
 消費期限(正味期限じゃない)切れの牛乳を使用して、
 シュークリームなどの加工食品の原料とした。昨日、社長が辞任しましたね。

 以前、信用というものを蔑ろにすると大変になりますよ。と記事にしました。
 この不二家の件もそうです。

 企業が収益の数字を気にするあまり、大切な信用を失う。
 本末転倒で、考えが甘かったという話です。
 雪印の話も記憶にまだ新しいのに、洋菓子メーカー3位の老舗店の前途は、、、。

 最初にこのニュースを知ったときに若干、不二家に同情しました。
 私の実家は小売店をやっていて、牛乳などの商品の処分に困ったものです。

 昨年、ピーマンやキャベツなどの農作物を廃棄処分にするニュースもありましたね。

 それとは別にホクレンは大量の牛乳を廃棄処分しているとか。
 牛乳(乳製品)が売れてないようです。
 健康飲料(お茶・水・豆乳・スポーツドリンクなど)に比べて、またく冴えない牛乳。

 もったいなあ。

 原油高騰が落ち着き20ドルほど値下がりしています。暖冬。
 でもこれって異常気象で地球規模の危機的環境問題をはらんでもいるから、喜べない。
 OPECは生産量をおさえるそうです。価格は落ち着くでしょう。

 牛乳はこうはいかないようです。

 経済には需要と供給というものがあります。また流通というシステム。
 大量生産というスケールメリットもありますね。そして数字。
 投資家は決算発表の数字に目を光らせている。
 (そういえば、数年前に不二家は仕手戦のターゲットになりました)

 不二家の問題はこの会社の体質の問題。
 そして、私たちの社会が抱える様々な問題が絡み合っています。

 色々考えてしまいますね。

 ペコちゃんも運命に翻弄されている。