あかんたれブルース

継続はチカラかな

7000足のブーツの行方

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 昨年の11月ぐらいの話。
 妹の幸子が私の妻にブーツの話を持ち込んできたそうです。
 
 例の劉さん(最初の頃の記事に登場。結局大損して中国から帰ってきました。)
 が持ってきた話だそうです。

 某氏(中国人)によって中国から7000足のブーツを日本に持ち込んだそうです。
 某ブランドが作ったもので事情があって正規に販売できなくなったのだとか。
 その処分に困ってしまった。倉庫代も大変です。
 合皮ですがマークを外しても2万円以上の品物だそうです。

 その話を聞きつけた劉さんが4000足をタダ同然で引き受けようとしている。

 「幸子さん、700足ほど引き受けてくれないか」

 というお話。
 幸子はそういう話しを劉さんから持ち込まれると、私の知らないところで妻に相談している。

 その日の夕食の時に聞きました。話す妻の声、弾んでいる。
 2000円だったら絶対買うよね。いや、5000円だって買う。7000円でどうだ。

 最初はよく考えずに私も話しに合わせていたんです。でも

 ちょっと待てよ。
 700足のブーツっていっても、何処に置くの? 一足一箱だって結構大きいぞ?
 それに皮算用はいいけれど劉さんは幾らで卸すつもりだ? 
 タダって言ったて、タダには同然という言葉が付いてる。

 気になって、即、幸子の携帯に電話しました。

 私のいくつかの疑問に最初は希望的な善意のバラ色の目論見を幸子は語ります。
 「そんな事を聞いてるんじゃない。劉さんは幾らで卸すんだ。タダじゃないだろう」と私。
 これで幸子は逆ギレしてしまった。

 まあ、このやり取りを綴っても仕方がないので省略します。
 世間知らずの妹と分別のある兄の話です。
 仕舞いには電話で大喧嘩です。
 とにかく関わらないように言って電話を切りました。この話はそこでお仕舞い。

 先日、幸子が劉さんのお兄さんから中国式整体を習っているとのこと。
 「弟が迷惑をかけているので特別にタダで教えてあげる」とのこと。
 で、その成果と練習台に「兄ちゃん、なってよ」とのこと。

 風呂上がりに俯せになってマッサージしてもらいながら、
 そういえば?と、あの件のことを幸子に訪ねました。

 「おまえ、去年云ってた劉さんの7000足のブーツはどうした?」

 「え?ああ、あれ。。。よく憶えてたね。(おいおい)
  あの後、劉さんと車で横浜までいったよ。そしてら、
  港のコンテナからブーツが全部引き出されていた。投げ散らかすみたいに。
  前の晩に雨が降ったみたいで、もうみんなグチャグチャ。
  ・・・
  劉さんも運がないよね。。。」(さらっ、と、ね)

 だって。
 それより私は幸子が心配です。


 
写真は記事とは関係ありません。
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