あかんたれブルース

継続はチカラかな

大正三美人・林きむ子から

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 美人でしょ。
 彼女きむ子といいます。幼い頃はキン子とも呼ばれた。

 この顔をよ~く、見つめてみてください。なんとなく、、。
 「はぐれ」とか「純情」とか「刑事」とかイメージできれば大したものです。

 彼女、林きむ子は藤田まことの叔母さんにあたります。似てる?

 大正三美人といえば、
 九条武子、柳原白蓮、そして、この林きむ子なんですね。
 私は林きむ子が一番好きです。外見も中身も
 (大正だけど生まれは明治なので私のテリトリー)

 何をした人?
 う~ん、一番わかりやすいのは、みなさん幼稚園とか小学校で「お遊戯」とかしましたよね。
 あれを考案して普及させた人です。(わかった?
 
 彼女の生みの親、実の両親は浄瑠璃師でした。
 養女にだされます。新橋の「浜の家」
 現在のゆりかもめの入り口エレベーターのもう少し左側あたりですかね。
 ここの女将はなが養母になります。
 彼女はきむ子を磨いて「浜の家」の二代目女将にしたかった。(実子と結婚させて)
 だから色々芸事も仕込まれました。

 きむ子は浜の家に毎日いる変な客を「おとうさん」と呼びます。
 これが頭山満なんですね。

 きむ子に和歌などの手ほどきをしてくる先生もいます。
 これが杉山茂丸なんだなあ。

 すごい環境で育っている!

 新橋の「浜の家」といえば明治の待合い政治の場として
 政財界の大物が寄り集まった横浜の「富貴楼」のようなところです。
 頭山と杉山はこの料亭を自宅兼事務所にしていました。(経費かさみますね

 杉山はきむ子にこう囁きます。
 「お前はこんなところにいてはいけない」

 きむ子は浜の家の二代目女将になることなく日向輝武という実業家に嫁ぎます。
 日向きむ子。あれ?苗字が林じゃないなあ、、、。