エコさんがツマラナイモノを観てしまいました。
なんとクチに出すのも憚れる『日本の首領』シリーズ。それも五作(?)
『日本の仁義』『日本の首領』『野望編』『完結編』『日本の黒幕』かな
それとも『日本の首領』=『野望編』で『制覇』が入るのかしらん?
実に怪しからん!
なぜ怪しからんかというと、ストーリーから
「大手郵船会社の社長、田代・渡辺文雄が男色家と知ればシスターボーイ系ちんぴら・にしきの
あきらを差し向け、無類の女好きである石油産出国の首領・ユセフ・トルコには、許婚のいる
純情な看護婦・金沢碧を生贄として献上」
ユセフ・トルコはロシア系タタール人だったそうです(笑)。実に怪しからん!
「ファーストレディーに育成された看護婦のかおるは「デヴィ夫人」とでも呼ばれたかもしれない
が、いよいよトルコの元へ嫁ぐ日の朝、彼女の死体が路上で発見。
この「怪しからん」映画のプロデューサーを紹介しましょう。
製作:俊藤浩滋、日下部五朗、松平乗道、田岡満
日下部五朗は「仁義なき戦い」のシリーズプロデューサーで東映の社員ですが、
この兄貴格にあたる俊藤浩滋はグレーな人でヤクザより濃いグレーな方です。
富士純子のお父さん。実父!
彼の存在があったから東映はやくざ映画を制作できたのです。まあそれはいいとして。
田岡満は山口組三代目の実子ですね。
私が怪しからんと思うのはひとつだけ。あとはホントは全然思ってない。
これに集約させます。
富士純子引退を予感していた東映は第二の富士純子を準備していました。
それが、中村英子。
どれくらい凄いかというとポスト富士純子ですからもの凄い。(?)
戦後の美人女優のベスト5には入りますね。
「仁義なき戦い」の一作目では若杉の情婦、三作目では早川の女房を好演!
で、彼女を田岡満が奪って引退させてしまった。はやい話が結婚したんですけどね。
東映は鳶に油揚げさらわれたと嘆きましたよ。
ちょうどこの首領シリーズの頃に彼女は自殺してしまいます。
ほんとに怪しからんエコさんです。
「」のストーリーは日本映画の感想文から参考にさせて頂きました。
http://home.f05.itscom.net/kota2/jmov/2004_01/040107.html
日本の首領シリーズ、観てもツマランぞ。美咲。(誰?