あかんたれブルース

継続はチカラかな

江戸時代のテンプスッタンプがやくざのルーツだよん。

 さて、与太話はさておき(おい!

 やくざの起源をアップさせておきましょう。

 日本のやくざの始祖が【幡随院長兵衛】であることは広辞苑に記載されている
 事実というか定説であります。

 この人物は備前唐津の浪人の息子で本名を塚本伊太郎と申しました。
 彼は江戸は花川戸(現在の浅草の下谷方面)で
 人夫口入れ稼業を営む山脇惣左右衛門(元武士)の娘を貰って婿養子となります。

 口入れ業というのは、現在でいうと派遣会社みたいなものですね。
 江戸の土木工事に駆り出す労働者。
 これは各藩が幕府に命じられて人手を出すのですが、それを正社員にすると経費がかさみます。
 そこで口入れ業の登場は重宝されました。いつの時代も同じですね(汗)。

 その他にも中間とか、参勤交代で江戸に足を踏み入れた大名行列の助っ人にも重宝されます。
 こういった仕来りも経費が大変だったようで、倹約と見栄から地方の大名家は
 江戸と地元以外は中抜けでキセル行列。しかも駆け足でやっていたそうです。ご苦労様

 マンガの「ビッグコミック」にジョージ秋山の『はぐれ雲』ってありますよね。
 あの主人公なんかが幡随院長兵衛のモデルじゃないですか?

 この口入れ業は派遣手数料をとるだけでなく、
 人足たちを長屋に住まわせ、賄いをしてアタマをはね、
 博打を打たせてテラ銭をとっていました。(明治から昭和の炭坑経営と同じ)
 これが、現在のルーツ。

 戦国の世が終わって泰平の世になると武士は就職先に窮します。
 合戦がありませんからね。
 こうやって庶民の世界に浸透していったようです。

 一方、勝ち組の幕臣旗本御家人なんかも窮します。
 合戦がありませんからね。
 アイデンティティーを失ってしまう。武士って何?と、酒と男色に奔ります。
 不良御家人が跋扈して江戸市中を荒らし回りる。生娘であるまいし、です。(待て
 「白柄組」「大小神祇組」「吉弥組」なぞなど。徒党を組んで乱暴狼藉。(お手討ち御免ですから

 これに対抗したのが「町奴」だ。
 「弱気を扶け、強きを挫く」これぞ仁侠の道だと。
 その首領が幡随院長兵衛。だったんですね。

 やくざの元祖は武士でした。しかも経済通。

 音夢嬢、わかったかね(涙)。